不成とは何か
不成とは、取引時間中は指値注文として扱われ、引けまでに約定しなかった場合に成行注文へ変わる注文条件です。
簡単に言うと、
“まず指値で狙い、ダメなら引けで成行にする注文”
です。
一部だけ約定した場合は、残りの数量が引けで成行になることがあります。細かな扱いは証券会社や市場ルールで異なる場合があります。
通常の指値との違い
通常の指値注文は、条件に合わなければ約定しないまま残る、または期限切れになります。
不成は、引けまでに約定しなかった部分が成行へ切り替わる点が違います。
| 注文 | 取引時間中 | 引け |
|---|---|---|
| 指値 | 指値のまま | 条件に合わなければ未約定 |
| 不成 | 指値 | 未約定分が成行へ切替 |
使われる場面
不成は、次のような場面で使われます。
| 場面 | 使う理由 |
|---|---|
| できれば指値で買いたい | 価格を狙える |
| ただし最後は買いたい | 引けで成行に切り替わる |
| できれば指値で売りたい | 売値を狙える |
| ただし最後は売りたい | 未約定リスクを下げられる |
価格と約定の両方を取りに行く注文です。
メリット
不成のメリットは、指値の価格管理と、成行の約定しやすさを組み合わせられることです。
取引時間中は希望価格で待ち、最後まで約定しなければ引けで成立を優先できます。
「できればこの価格で売買したいが、今日中に約定させたい」という場面で使われます。
注意点
不成は、引けで成行に切り替わるため、最後は価格を指定できません。
引けで大きく価格が動くと、想定より高く買ったり安く売ったりする可能性があります。
また、引けで売買が成立しない場合や、特別気配などで約定しない場合もあります。
まとめ
不成は、取引時間中は指値、引けでは成行になる注文条件です。
指値で価格を狙いながら、最後は約定を優先したいときに使われます。
便利ですが、引けでは成行になるため、価格変動リスクを理解して使いましょう。
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。