違いは「注文先を誰が決めるか」
| 項目 | 通常注文 | SOR注文 |
|---|---|---|
| 注文先 | 投資家が東証などを指定 | システムが複数先を比較 |
| 価格比較 | 指定市場の板で行う | 接続市場間で自動判定 |
| 約定先 | 原則一つ | 複数に分かれる場合あり |
| 分かりやすさ | 経路が明確 | 約定履歴の確認が必要 |
通常注文で東証を指定すれば、注文は東証の板へ出ます。PTSに安い売り気配があっても自動では移りません。SOR注文なら、そのPTSが証券会社の接続先であり、注文条件が対象なら、PTSへ回ることがあります。
どちらが有利かは注文時に変わる
SORは価格改善を探せますが、判定後に気配が消えることがあります。通常注文は経路が単純でも、別市場の有利な価格を逃すことがあります。大切なのは名称ではなく、対象市場、板の数量、指値、注文時刻です。
寄付きや引け、特別気配、SOR判定時間外などは、SORを選んでも東証へ出される場合があります。訂正注文でSORが無効になる会社もあります。
使い分けの確認軸
- 経路を自分で固定したいなら市場指定
- 接続先の価格比較を任せたいならSOR
- 約定後は市場名と平均価格を確認
- 大口注文や薄い銘柄では分割約定と残数量に注意
SORと通常注文は、売買判断の優劣ではなく執行方法の違いです。どちらを使っても価格変動リスクは残ります。