決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率通期予想見方
売上高116.19億円105.66億円10.0%増据え置き需要は強い
営業利益7.58億円7.04億円7.6%増据え置き増益維持
経常利益7.68億円7.14億円7.5%増据え置き安定成長
四半期純利益4.95億円4.77億円3.6%増据え置き利益も拡大
就業者数13,225名前年同期比9.4%増--人材需要を反映

観光需要の拡大を素直に取り込めている決算である。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
観光HR売上高109.52億円前年同期比10.3%増主力が牽引
観光HR営業利益11.17億円前年同期比5.9%増収益力は高い
純資産27.04億円前期末比4.32億円増財務は改善

主力事業の伸びがそのまま全社成長につながっている。

ポジティブ要因

観光HRが堅調

インバウンド需要の強さを背景に、観光HR事業の売上高は109.52億円、営業利益は11.17億円と伸びた。

特定技能支援が急拡大

観光業における特定技能の支援人数は前年同期比183%と大きく伸びた。

SaaS導入施設が拡大

観光業界特化型SaaS「ハッサク」の導入施設数は171施設に達し、求人案件の仕入れ強化にもつながっている。

リスク要因

観光需要依存

業績の大半を観光HRが占めるため、訪日需要や宿泊需要の変調が直接影響しやすい。

人件費上昇

継続的な人件費上昇は、マッチング事業の採算に影響しうる。

通期予想は据え置き

現時点で会社予想に変更はなく、今後の上振れ余地は第4四半期の需要次第になる。

財務安全性

総資産は49.52億円、純資産は27.04億円まで増加した。売掛金増加はあるが、自己資本の積み上がりが続いており、財務は過度に脆弱ではない。

業界動向との関連

観光・宿泊市場は訪日客数と旅行消費額の高水準継続が追い風である。一方、観光業界の人手不足が構造問題として続いており、G-ダイブはその需要を取り込めている。

株価への示唆

観光需要が高水準で続き、就業者数の積み上がりが続く場合は業績の上振れ余地がある。一方で、インバウンドの変調や採用コスト上昇が起きる場合は伸び率が鈍る可能性がある。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年6月期第3四半期は、観光HRを中心に堅調な増収増益を達成した。観光市況の追い風を着実に収益へ転換している。

来期見通し

2026年6月期通期業績予想は、2025年8月8日公表値から変更はない。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は強めの中立である。足元は好調だが、観光需要への依存度が高く、外部環境の影響を受けやすいからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した四半期決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、2026年5月8日開示
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