決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 純資産 | 44.77億円 | 46.13億円 | -2.9% | - | - |
| 100口当たり基準価額 | 144,448円 | 139,789円 | +3.3% | - | - |
| 当期純利益 | 1.73億円 | 11.14億円 | -84.5% | - | - |
| 100口当たり分配金 | 0円 | 300円 | -100.0% | - | - |
基準価額は上昇したが、利益と純資産は前期を下回り、分配も見送られた。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 基準価額変化率 | +3.3% | 前期比 | 価格水準は小幅改善 |
| 純資産増減率 | -2.9% | 前期比 | 資金流出入を含め規模は縮小 |
| 口数増減率 | -6.1% | 前期末比 | 解約超過で需給は弱め |
指数連動の値上がりは確認できるが、資金流出と利益縮小が同時に起きている。
ポジティブ要因
基準価額は前期を上回った
100口当たり基準価額は144,448円となり、前期の139,789円から上昇した。
為替差益が利益を下支えした
当期は3.46億円の為替差益を計上し、有価証券売買等損失の一部を補った。
負債水準はなお低い
総資産45.61億円に対して負債は0.83億円で、純資産比率は高い状態を維持している。
リスク要因
有価証券売買等損益が赤字だった
有価証券売買等損益は1.32億円の損失で、前期の大幅利益から反落した。
解約超過で口数が減少した
設定9.00億口に対し解約11.00億口となり、発行済口数は3,100千口へ減少した。
分配金はゼロとなった
前期の100口当たり300円から、今期は分配金支払いなしへ変化した。
財務安全性
ETFのため企業財務とは性格が異なるが、総資産45.61億円に対して負債は0.83億円と軽い。主要資産は株式で構成され、バランスシート上の安全性よりも、連動指数の値動きと資金流出入の影響が大きい。
業界動向との関連
集中型のテーマETFは、組入上位銘柄の値動きと資金フローの影響を受けやすい。革新的優良企業を絞って保有する構造のため、指数が堅調でも解約超過時には純資産が縮みやすい。
株価への示唆
このETFは事業会社ではないためPER評価は適用しにくい。代わりに100口当たり基準価額144,448円を基準に、市場価格がNAV近辺で推移する前提で考える。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定乖離率 | 基準価額 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | -3% | 144,448円 | 140,115円 |
| 中立 | 0% | 144,448円 | 144,448円 |
| 強気 | +3% | 144,448円 | 148,781円 |
連動指数が堅調でも解約超過が続く場合は弱気シナリオを意識しやすい。一方で組入上位銘柄への評価改善と資金流入が続く場合は強気シナリオに近づく可能性がある。
今期の総括
今期は基準価額こそ上昇したが、売買損益の悪化と解約超過により、利益と純資産の勢いは前期より弱い内容だった。
来期見通し
ETFのため会社計画に相当する業績予想は開示されていない。今後はMirae Asset Global Innovative Bluechip Top 10+ Indexの動向、為替変動、資金流出入が基準価額と純資産の方向性を左右する。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。基準価額は上向いたが、当期純利益の落ち込みと解約超過が重く、安定的な資金流入が確認できるまでは強気に傾けにくいからである。次は指数上昇が純資産拡大につながるかが焦点となる。
出典
本記事は、対象ファンドが開示した決算短信を基に作成しています。
- グローバルX 革新的優良企業 ETF 2026年3月期(2025年9月25日~2026年3月24日)決算短信、2026年5月8日開示