決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率来期計画見方
売上高337.04億円404.22億円16.6%減380.00億円工事部門の回復を想定
営業利益10.70億円11.77億円9.1%減11.00億円採算改善が前提
経常利益13.69億円13.28億円3.1%増13.00億円ほぼ横ばい計画
純利益8.83億円8.91億円0.9%減9.00億円安定推移を見込む
EPS141.58円143.20円1.1%減144.23円株式分割後換算

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率1.1%減前期比純利益の小幅減を反映
ROIC開示なし建設業として案件採算が重要ROEや営業利益率で補完
PER想定9.0倍会社予想EPS144.23円参考試算の前提値

ポジティブ要因

製品販売が下支え

アスファルト合材などの販売では価格転嫁と原価見直しが進み、利益を下支えした。

財務が安定

自己資本比率は69.8%まで上昇し、現金及び現金同等物も63.94億円に増えた。

リスク要因

営業停止処分の影響

工事部門は行政処分の影響を受け、受注・売上が大きく下回った。

公共・民間工事の変動

建設需要や工期遅延の影響を受けやすく、回復は案件の積み上がり次第である。

財務安全性

総資産は326.72億円、純資産は229.20億円、自己資本比率は69.8%である。営業CFは50.95億円のプラスで、売上債権回収と採算改善が資金面を支えた。

業界動向との関連

舗装・建設関連では公共工事の発注動向、資材価格、人手不足、行政処分の有無が業績に直結する。採算改善が続けば利益率は戻りやすいが、工事量の変化には注意が必要である。

株価への示唆

株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。市場株価データは使わず、会社予想EPS144.23円にシナリオPERを掛けた条件付き試算とする。営業停止処分の影響が薄れ、工事と製品販売の両方が戻る場合は上位シナリオに近づく可能性がある。

シナリオ想定PER予想EPS理論株価
弱気8.0倍144.23円1154円
中立10.0倍144.23円1442円
強気12.0倍144.23円1731円

今期の総括

2026年3月期は営業停止処分の影響で減収となったが、採算改善により経常利益は増益を確保した。来期は工事部門の正常化と製品販売の持続が焦点である。

来期見通し

2027年3月期は増収・小幅増益を計画する。営業停止処分の影響が和らぎ、公共工事と製品販売の両面が回復する場合は計画に近づきやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。営業停止処分で工事部門は痛んだが、財務の安定感と来期の回復計画は評価できる。次回は受注高と営業利益率の戻りを確認したい。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、佐藤渡辺、2026年5月11日開示
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