決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 817.00億円 | 17.5%増 | 810.00億円 | 高水準維持 |
| 営業利益 | 59.19億円 | 86.3%増 | 48.00億円 | 反動減見込み |
| 経常利益 | 61.24億円 | 81.9%増 | 49.00億円 | 増益後の調整 |
| 純利益 | 44.61億円 | 102.6%増 | 32.00億円 | 大幅増益の反動 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 294.62円 | 会社予想211.23円を上回る実績 |
| 自己資本比率 | 53.5% | 財務は安定 |
| 総資産 | 711.68億円 | 事業規模は拡大 |
| 現金及び現金同等物 | 104.22億円 | 流動性は十分 |
ポジティブ要因
売上高は2桁増収、営業利益は86.3%増と大幅に伸びた。土木事業では大型繰越工事が進捗し、民間投資や国土強靱化関連の需要も追い風になった。年間配当は115円で、合併20周年記念配当30円が上乗せされる点も魅力である。
リスク要因
2027年3月期は売上高、営業利益、経常利益、純利益とも減少計画で、今期の高利益の反動が見込まれている。建設業は人件費や資材価格の上昇、施工体制の逼迫に影響されやすく、採算管理が重要である。
財務安全性
総資産は711.68億円、純資産は385.41億円、自己資本比率は53.5%となった。営業CFは23.02億円のマイナスだったが、財務活動による資金調達で現金同等物は104.22億円を確保している。
業界動向との関連
建設業界では、防災・減災、インフラ老朽化対策、民間設備投資が追い風になっている。一方で、人手不足と資材高は慢性的な課題であり、施工力と価格転嫁力が収益を左右する。
株価への示唆
会社予想EPS211.23円を基準に、PER8倍、10倍、12倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 8倍 | 211.23円 | 1,690円 |
| 中立 | 10倍 | 211.23円 | 2,112円 |
| 強気 | 12倍 | 211.23円 | 2,535円 |
今期実績が強いぶん、来期減益計画でも株主還元の厚さが下支えになりやすい。
今期の総括
2026年3月期は、土木の大型案件進捗と地盤改良の収益改善で、大幅増収増益を達成した。利益の質が一段上がった決算といえる。
来期見通し
2027年3月期は売上高810.00億円、営業利益48.00億円、経常利益49.00億円、純利益32.00億円、EPS211.23円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。今期は非常に強いが、来期は反動減計画で、成長と還元のバランスを見極めたいからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示