決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 純資産 | 153.03億円 | 113.25億円 | +35.1% | - | - |
| 100口当たり基準価額 | 292,059円 | 222,063円 | +31.5% | - | - |
| 当期純利益 | 34.44億円 | 39.31億円 | -12.4% | - | - |
| 100口当たり分配金 | 100円 | 500円 | -80.0% | - | - |
基準価額と純資産は大きく伸びたが、分配金は抑えられた。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 基準価額変化率 | +31.5% | 前期比 | 半導体株高の恩恵が大きい |
| 純資産増減率 | +35.1% | 前期比 | 価格上昇と資金流入で規模拡大 |
| 口数増減率 | +2.7% | 前期末比 | 資金流入は小幅ながらプラス |
値上がり益と純資産拡大は強いが、利益水準は前期の高水準をやや下回った。
ポジティブ要因
基準価額が大きく上昇した
100口当たり基準価額は292,059円となり、前期の222,063円から大きく上昇した。
純資産が拡大した
純資産は113.25億円から153.03億円へ増加し、ファンド規模が広がった。
為替差益も追い風だった
当期は7.86億円の為替差益を計上し、有価証券売買等益を補強した。
リスク要因
利益は前期比で減少した
当期純利益は34.44億円と高水準だが、前期の39.31億円を下回った。
分配金は大きく縮小した
100口当たり分配金は500円から100円へ低下し、分配利回り期待は下がった。
半導体サイクルの変動を受ける
連動対象は半導体株指数であり、設備投資やAI関連期待の反動局面では値動きが大きくなる可能性がある。
財務安全性
ETFのため企業財務とは異なるが、総資産153.39億円に対して負債は0.35億円と軽い。バランスシートの安全性は高い一方、実質的なリスクは半導体株指数と為替の変動にある。
業界動向との関連
半導体関連株はAI投資の恩恵を受けやすい一方、在庫調整や設備投資減速の影響も受ける。AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。
株価への示唆
このETFは事業会社ではないためPER評価は適用しにくい。代わりに100口当たり基準価額292,059円を基準に、市場価格がNAV近辺で推移する前提で考える。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定乖離率 | 基準価額 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | -3% | 292,059円 | 283,297円 |
| 中立 | 0% | 292,059円 | 292,059円 |
| 強気 | +3% | 292,059円 | 300,821円 |
半導体市況が回復局面を維持する場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で調整局面に入る場合は弱気シナリオを意識しやすい。
今期の総括
今期は半導体株高を背景に基準価額と純資産が大きく拡大した一方、利益と分配の伸びは前期より鈍化した。
来期見通し
ETFのため会社計画に相当する業績予想は開示されていない。今後はフィラデルフィア半導体株指数、為替、資金流入出が基準価額の主な変動要因となる。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。基準価額の上昇は強いが、半導体サイクルの変動と分配縮小を踏まえると、直線的な評価は避けるべきだからである。次は指数の上昇がどこまで持続するかが焦点となる。
出典
本記事は、対象ファンドが開示した決算短信を基に作成しています。
- グローバルX 半導体 ETF 2026年3月期(2025年9月25日~2026年3月24日)決算短信、2026年5月8日開示