決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 純資産 | 2.52億円 | 2.44億円 | +3.3% | - | - |
| 100口当たり基準価額 | 126,346円 | 122,087円 | +3.5% | - | - |
| 当期純利益 | 0.11億円 | 0.01億円 | +780.8% | - | - |
| 100口当たり分配金 | 700円 | 400円 | +75.0% | - | - |
規模拡大は小さいが、利益と分配金は改善した。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 基準価額変化率 | +3.5% | 前期比 | 小幅な価格上昇 |
| 純資産増減率 | +3.3% | 前期比 | ファンド規模は横ばい圏 |
| 口数増減率 | 0.0% | 前期末比 | 資金流出入は均衡 |
価格・純資産ともに小幅改善だが、規模の小ささは続いている。
ポジティブ要因
基準価額が上昇した
100口当たり基準価額は126,346円となり、前期の122,087円を上回った。
当期純利益が改善した
当期純利益は1,066万円となり、前期の121万円から大きく改善した。
分配金が増額された
100口当たり分配金は400円から700円へ増加し、分配姿勢は改善した。
リスク要因
ファンド規模が小さい
純資産は2.52億円にとどまり、資金流入が止まると流動性面の課題が出やすい。
口数増加が見られない
設定350千口と解約350千口で相殺され、発行済口数は200千口のままだった。
中小型株ETFは値動きが大きい
対象は米国中小型のモート銘柄であり、大型株ETFより価格変動が大きくなりやすい。
財務安全性
ETFのため企業財務とは異なるが、総資産2.54億円に対して負債は0.02億円と軽い。運営上の安全性は保たれているものの、規模が小さいため流動性と継続的な資金流入の確認が重要である。
業界動向との関連
米国中小型株ETFは大型テック偏重の資金配分の影響を受けやすく、資金流入が大型株ETFに比べ限定されやすい。一方で、割安修正局面では見直し余地が出る可能性がある。
株価への示唆
このETFは事業会社ではないためPER評価は適用しにくい。代わりに100口当たり基準価額126,346円を基準に、市場価格がNAV近辺で推移する前提で考える。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定乖離率 | 基準価額 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | -3% | 126,346円 | 122,556円 |
| 中立 | 0% | 126,346円 | 126,346円 |
| 強気 | +3% | 126,346円 | 130,136円 |
米国中小型株の見直し買いが進む場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で資金流入が細い状態が続く場合は弱気シナリオを意識しやすい。
今期の総括
今期は基準価額と利益が改善し、分配金も増額したが、ファンド規模はまだ小さいままである。
来期見通し
ETFのため会社計画に相当する業績予想は開示されていない。今後はMorningstar米国中小型モート・フォーカス株式指数、為替、資金流入出が基準価額と純資産の方向性を左右する。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。基準価額と分配の改善は前向きだが、ファンド規模が小さく、流動性面の不確実性を残しているからである。次は資金流入が純資産拡大につながるかが焦点となる。
出典
本記事は、対象ファンドが開示した決算短信を基に作成しています。
- グローバルX Morningstar 米国中小型 Moat ETF 2026年3月期(2025年9月25日~2026年3月24日)決算短信、2026年5月8日開示