決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 649.33億円 | 637.05億円 | 1.9%増 | 680.00億円 | 増収計画 |
| 営業利益 | 15.65億円 | 19.48億円 | 19.6%減 | 18.00億円 | 収益回復は道半ば |
| 経常利益 | 7.95億円 | 12.25億円 | 35.1%減 | 9.00億円 | 低水準 |
| 純利益 | △21.06億円 | 7.66億円 | 赤字転落 | 5.00億円 | 特損影響大 |
| 在籍会員数 | 442,085名 | 前年同期比1.7%増 | - | - | 会員は回復 |
会員回復は進んだが、減損と退店費用で最終赤字となった。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| スポーツクラブ売上高 | 551.45億円 | 前年同期比2.8%増 | 主力は回復 |
| 介護・医療周辺売上高 | 24.67億円 | 前年同期比22.1%増 | 成長分野 |
| 自己資本比率 | 17.0% | 前期21.8% | 財務余力は低下 |
事業転換は進むが、財務の薄さが無視できない。
ポジティブ要因
会員数は回復
6月以降に新規入会が持ち直し、スポーツクラブ在籍会員数は442,085名まで増えた。
介護事業が成長
介護・医療周辺事業は新規開設とM&A寄与で22.1%増収となった。
次期は黒字回復計画
2027年3月期は売上高680億円、営業利益18億円、純利益5億円を見込む。
リスク要因
減損損失が大きい
退店施設を含む38施設で30.56億円の減損損失を計上した。
自己資本比率が低い
自己資本比率は17.0%まで低下し、財務回復が急務となっている。
競争環境は厳しい
無人ジムや新業態の拡大、光熱費や人件費の高止まりが続いている。
財務安全性
総資産は570.43億円、純資産は96.89億円で、自己資本比率は17.0%に低下した。営業CFは41.22億円の黒字だが、投資CF支出や借入依存が残るため、財務再建は継続課題である。
業界動向との関連
フィットネス業界では低価格無人ジムや新業態が広がり、従来型総合スポーツクラブの収益構造見直しが進んでいる。ルネサンスも施設維持前提を見直し、再編局面に入った。
株価への示唆
不採算店整理が進み、介護・ホームフィットネスなど非クラブ事業の比率が高まる場合は再評価余地がある。一方で、財務回復が遅れたり会員回復が鈍化したりする場合は慎重な見方が続く可能性がある。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期は、売上は回復したが、構造改革コストと減損で最終赤字となった。次の局面は再建の実行力が問われる。
来期見通し
2027年3月期は売上高680億円、営業利益18億円、経常利益9億円、純利益5億円を計画する。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。事業再編の方向性は妥当でも、財務の薄さと収益回復の確度をまだ見極めたいからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示