決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 純資産 | 8.95億円 | 6.93億円 | +29.1% | - | - |
| 100口当たり基準価額 | 215,007円 | 166,513円 | +29.1% | - | - |
| 当期純利益 | 2.07億円 | 0.93億円 | +123.6% | - | - |
| 100口当たり分配金 | 1,200円 | 1,600円 | -25.0% | - | - |
基準価額と利益は大きく改善したが、分配金は前期を下回った。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 基準価額変化率 | +29.1% | 前期比 | テーマ株反発の恩恵 |
| 純資産増減率 | +29.1% | 前期比 | 価格上昇で規模拡大 |
| 口数増減率 | 0.0% | 前期末比 | 資金流出入は横ばい |
価格上昇がそのまま純資産増加につながった形で、需給変化は限定的だった。
ポジティブ要因
基準価額が大きく上昇した
100口当たり基準価額は215,007円となり、前期の166,513円を大きく上回った。
当期純利益が倍増した
当期純利益は2.07億円となり、前期の0.93億円から大幅に増加した。
純資産も拡大した
純資産は6.93億円から8.95億円へ増加し、ファンド規模は改善した。
リスク要因
分配金は減額された
100口当たり分配金は1,600円から1,200円へ低下した。
テーマ循環の影響を受けやすい
クリーンテック関連は政策期待や金利動向の影響を受け、値動きが大きくなりやすい。
資金流入の強さはまだ見えにくい
発行済口数は416千口で横ばいであり、価格上昇の割にフロー面の追い風は限定的だった。
財務安全性
ETFのため企業財務とは異なるが、総資産9.03億円に対して負債は0.07億円で軽い。安全性は高い一方、投資家にとっての実質リスクはクリーンテック関連株のボラティリティである。
業界動向との関連
クリーンテック関連株は政策支援や脱炭素投資の思惑を受けやすい一方、短期では金利上昇や補助金見直しで調整しやすい。テーマ株として循環性を持つ点に注意が必要である。
株価への示唆
このETFは事業会社ではないためPER評価は適用しにくい。代わりに100口当たり基準価額215,007円を基準に、市場価格がNAV近辺で推移する前提で考える。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定乖離率 | 基準価額 | 参考価格 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | -3% | 215,007円 | 208,557円 |
| 中立 | 0% | 215,007円 | 215,007円 |
| 強気 | +3% | 215,007円 | 221,457円 |
脱炭素テーマへの見直しが続く場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で政策期待の後退や金利上昇が強まる場合は弱気シナリオを意識しやすい。
今期の総括
今期は価格上昇を背景に利益と純資産を伸ばしたが、分配金と資金流入の面では強さがやや欠けた。
来期見通し
ETFのため会社計画に相当する業績予想は開示されていない。今後はFactSet Japan CleanTech & Energy Index、日本の脱炭素関連株、資金流入出が基準価額を左右する。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。値動きは改善したが、テーマ株特有の変動性と資金流入の弱さを踏まえると慎重にみる必要があるからである。次は基準価額上昇がフロー改善を伴うかが焦点となる。
出典
本記事は、対象ファンドが開示した決算短信を基に作成しています。
- グローバルX クリーンテック-日本株式 ETF 2026年3月期(2025年9月25日~2026年3月24日)決算短信、2026年5月8日開示