決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率次期予想見方
売上高4,812.49億円4,278.74億円12.5%増5,100.00億円増収継続
営業利益142.39億円112.48億円26.6%増130.00億円来期は減益計画
経常利益153.48億円122.24億円25.6%増開示確認中高水準
当期純利益87.38億円45.37億円92.6%増60.00億円反動減を計画

リユース主力の成長で今期は強いが、来期は利益面で慎重な見通しである。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
売上高成長率12.5%増前期比成長継続
営業利益成長率26.6%増前期比採算改善
純利益成長率92.6%増前期比伸びは大きい

足元は大幅増益だが、来期計画はその反動を織り込んでいる。

ポジティブ要因

2nd STREETが国内外で拡大

リユースの主力である2nd STREETが国内外で成長し、全社の増収を牽引した。

新品商材も伸長

新品商材の販売拡大が、既存事業の売上押し上げに寄与した。

純利益は大幅増加

当期純利益は87.38億円まで増え、前期比92.6%増と大きく伸びた。

リスク要因

ラグジュアリー商材は弱い

一部高価格帯商材は弱く、全カテゴリーが一様に伸びているわけではない。

来期は営業減益計画

2027年3月期営業利益予想は130億円で、今期142.39億円を下回る見込みである。

消費環境の変化

リユース・小売事業は消費マインドや中古商材の相場変動に影響されやすい。

財務安全性

今回確認範囲では増益基調が鮮明で、成長投資と還元の両立余地はあるとみられる。ただし、小売・リユースは在庫回転と商材相場の影響も大きく、運転資金の管理が今後も重要になる。

業界動向との関連

リユース市場は物価高を背景に需要が広がる一方、競争も激しい。ゲオHDは2nd STREETの店舗網と海外展開で規模優位を持つが、カテゴリーごとの差も大きい。

株価への示唆

2nd STREETの成長が続き、来期も増収計画どおりに進む場合は中長期の成長期待を支える可能性があります。一方、利益計画が示すように採算が鈍化する場合は、今期の高い増益率をそのまま株価に反映しにくい可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期はリユース成長を軸に大幅増益を達成した。主力事業の強さが際立つ一方、来期は慎重な利益計画となっている。

来期見通し

2027年3月期は売上高5,100億円、営業利益130億円、当期純利益60億円を計画する。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。成長力は高いが、来期減益計画が示す採算の揺れも大きく、評価を一方向に定めにくいからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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