決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率次期予想見方
売上高1,204.32億円1,170.84億円2.9%増開示確認中小幅増収
営業利益16.69億円14.71億円13.5%増開示確認中利益率改善
経常利益22.42億円19.29億円16.2%増開示確認中増益継続
純利益13.09億円10.40億円25.9%増開示確認中最終利益拡大
年間配当54円54円横ばい55円予定連続還元

増収率は小さいが、利益とキャッシュの改善が目立つ決算だった。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
営業利益成長率13.5%増前期比採算改善
自己資本比率35.6%前期33.6%財務改善
営業CF45.42億円前期18.78億円大きく改善

利益成長に加えてキャッシュ創出力も強まっている。

ポジティブ要因

営業利益が2桁増

営業利益は16.69億円で13.5%増となり、売上成長を上回る改善を示した。

純利益の伸びが大きい

純利益は13.09億円で25.9%増となり、利益拡大が鮮明である。

営業CFが大幅改善

営業CFは45.42億円へ増え、前期18.78億円から資金創出力が改善した。

リスク要因

売上成長は限定的

売上高の伸びは2.9%増にとどまり、数量拡大より採算改善の寄与が大きい可能性がある。

自己資本比率は中位水準

35.6%へ改善したが、建材流通としてはなお資産効率や在庫管理の影響を受けやすい。

来期業績詳細は確認限定的

今回確認範囲では来期業績数値の詳細が限定的であり、次回開示での補完が必要である。

財務安全性

総資産は691.81億円、純資産は246.28億円、自己資本比率は35.6%となった。営業CFの改善が進んでおり、財務安全性は前期より改善している。

業界動向との関連

住宅建材・流通業界は住宅着工やリフォーム需要、物流コストの影響を受けやすい。OCHI・HDは利益とキャッシュの改善で対応している局面である。

株価への示唆

利益率改善と営業CF拡大が続く場合は、資本効率の改善を前向きに見やすい。一方、住宅関連需要の鈍化で売上成長が止まる場合は、今期の利益改善が一時的と受け止められる可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は小幅増収ながら増益率が高く、キャッシュ創出力も改善した。利益の質が改善した決算といえる。

来期見通し

2027年3月期は年間配当55円を予定している。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。足元の内容は良好だが、来期業績の詳細確認がまだ必要だからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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