決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 234.91億円 | 237.31億円 | -1.0% | 240.00億円 | - |
| 営業利益 | 6.38億円 | 7.73億円 | -17.4% | 6.70億円 | - |
| 純利益 | 4.12億円 | 5.14億円 | -19.8% | 4.20億円 | - |
| EPS | 74.68円 | 93.25円 | -19.9% | 76.18円 | - |
減収幅は小さいが、利益は二桁減となった。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | -19.9% | 前年同期比 | 利益悪化が大きい |
| ROIC | 開示なし | - | 非開示 |
| PER推移 | 想定6-9倍 | 補足市場データ未取得のためシナリオ前提 | 地方小売株として低位レンジ |
営業利益率は2.7%で、小売複合業態としても高くはない。
ポジティブ要因
一部業態は伸びた
TSUTAYA、アップガレージ、シャトレーゼ事業は前年を上回る売上を確保した。
財務体質は健全である
自己資本比率は69.7%と高く、現金及び預金も34.29億円ある。
来期は増配計画を示した
年間配当予想は24円で、前期の22円から増配を見込む。
リスク要因
主力のイエローハット事業が苦戦した
暖冬で冬タイヤ需要が弱く、カー用品販売が低調だった。
利益減少が大きい
販促費や人件費負担もあり、営業利益は17.4%減となった。
地方消費の弱さに左右される
地域密着型小売のため、物価高や消費マインドの影響を受けやすい。
財務安全性
自己資本比率69.7%と高く、有利子負債も限定的である。営業CFは11.24億円の黒字を維持しており、財務安全性は高い。
業界動向との関連
カー用品販売は天候要因の影響が大きく、暖冬時は季節需要の反動を受けやすい。一方で複合小売は多業態化で変動を吸収する戦略が重要になる。
株価への示唆
前提は2027年3月期会社予想EPS76.18円である。補足市場データが未取得のため、ここでは地方小売株の想定PERを6倍から9倍で置く。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 6倍 | 76.18円 | 457円 |
| 中立 | 7倍 | 76.18円 | 533円 |
| 強気 | 9倍 | 76.18円 | 686円 |
主力カー用品の需要回復と複数業態の安定成長が進む場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で地方消費低迷が続く場合は弱気シナリオを意識しやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
今期の総括
2026年3月期は、一部業態の健闘があった一方で、主力事業の落ち込みを補い切れず減益となった。
来期見通し
会社は2027年3月期に売上高240.00億円、営業利益6.70億円、経常利益7.10億円、純利益4.20億円、EPS76.18円を見込む。小幅回復計画であり、主力事業の需要正常化が前提となる。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。財務は安定しているが、利益成長の起点となる主力事業の回復がまだ不確実だからである。次はイエローハット事業の客数回復が焦点となる。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信・開示資料を基に作成しています。
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2026年5月8日開示
- 株価への示唆は会社予想EPSとシナリオPER仮定に基づく試算です。