決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率通期予想見方
売上高181.46億円294.64億円38.4%減514.26億円後半偏重
営業利益14.00億円19.29億円27.4%減45.38億円回復計画
経常利益7.33億円13.89億円47.2%減35.05億円大幅回復前提
四半期純利益7.36億円11.28億円34.7%減30.42億円通期は回復前提
年間配当0円予想40円-0円予想TOB成立前提で無配

収益物件の強さはあるが、全社では利益の減速が目立つ。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
自己資本比率20.4%前期26.8%低下
総資産512.85億円前期比108.14億円増仕入拡大
収益物件営業利益27.51億円前年同期比48.2%増事業別では堅調

事業ごとの明暗が大きく、全社の利益変動も大きい。

ポジティブ要因

収益物件事業は増益

十条、両国、茅場町IIなど19物件の引渡しで、収益物件事業の営業利益は27.51億円へ伸びた。

建物管理は安定

マンション管理戸数は4,209戸で、ストック収益の基盤は維持されている。

通期予想は据え置き

会社は2025年8月公表の通期予想を維持しており、後半での回復を見込んでいる。

リスク要因

分譲マンション事業が弱い

ウィルローズ篠崎の2戸引渡しにとどまり、営業損失4.61億円となった。

販売代理も減益

販売代理事業は売上1.94億円、営業損失1.48億円で、前年同期の黒字から悪化した。

自己資本比率が低い

自己資本比率は20.4%まで低下し、有利子負債依存も高まっている。

財務安全性

総資産は512.85億円、純資産は104.59億円、自己資本比率は20.4%となった。事業用地仕入れに伴う負債増加で財務余力は厚いとは言いにくい。

業界動向との関連

不動産業界は引渡し時期や用地取得の影響で四半期変動が大きい。金利動向と販売市況の変化も収益性に直結しやすい。

株価への示唆

収益物件の引渡しが後半も進み、分譲マンションと販売代理の採算が戻る場合は通期据え置き計画への期待が残る可能性があります。一方、用地仕入れ増に対して販売進捗が遅れる場合は、低い自己資本比率も含めて慎重な見方が強まりうる。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年6月期第3四半期は収益物件が支えたものの、全社では減収減益となった。事業別のばらつきが大きい決算である。

来期見通し

2026年6月期通期は売上高514.26億円、営業利益45.38億円、経常利益35.05億円、純利益30.42億円を据え置いている。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。収益物件は堅調だが、全社では減益かつ自己資本比率も低く、回復の持続性確認が必要だからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した第3四半期決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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