決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 73.46億円 | 88.83億円 | 17.3%減 | 修正済み | 不動産が重し |
| 営業利益 | 0.60億円の損失 | 2.16億円の利益 | - | 修正済み | 赤字転落 |
| 経常利益 | 1.35億円の損失 | 1.47億円の利益 | - | 修正済み | 採算悪化 |
| 純利益 | 1.02億円の損失 | 0.56億円の利益 | - | 修正済み | 最終赤字 |
駐車場は安定しているが、不動産の引渡し遅れで全社収益が崩れた四半期である。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 駐車場売上高 | 52.74億円 | 前年同期比1.5%減 | 主力は底堅い |
| 駐車場数 | 985ヶ所 | 前年同期比83ヶ所増 | 開発は継続 |
| 自己資本比率 | 10.1% | 前期末13.9% | 低下が大きい |
主力事業の積み上げはあるが、財務余力は薄くなっている。
ポジティブ要因
駐車場事業は黒字維持
駐車場事業は売上高52.74億円、営業利益2.05億円と黒字を維持し、車室数も32,151車室まで拡大した。
小口化事業が増収増益
駐車場等小口化事業は売上高3.67億円で21.1%増、営業利益0.18億円で42.3%増となった。
その他事業は黒字化
温浴・警備を含むその他事業は売上高7.89億円、営業利益0.15億円で前年同期の赤字から改善した。
リスク要因
不動産事業が大幅悪化
新築マンションの新規竣工物件がなく、引渡し14戸にとどまったため、不動産事業は営業損失2.80億円となった。
RV事業も赤字
キャンピングカー関連のRV事業は売上高2.50億円で16.6%減、営業損失0.35億円となった。
財務安全性が低い
自己資本比率は10.1%まで低下し、短期借入金増加の影響も大きい。
財務安全性
総資産は105.15億円、負債は94.54億円、純資産は10.60億円となった。自己資本比率は10.1%で、安全性は高いとは言いにくい。
業界動向との関連
駐車場は比較的安定収益だが、不動産分譲は引渡し時期と販売市況で収益変動が大きい。複数事業を持つ一方、収益源の偏りは残る。
株価への示唆
第4四半期に予定物件の引渡しが進み、不動産事業の赤字が縮小する場合は、駐車場の安定収益を評価し直す余地がある。一方、引渡し遅延や借入負担が続く場合は、低い自己資本比率も含めて慎重な見方が残る可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年6月期第3四半期は、駐車場事業の安定収益を不動産事業の失速が打ち消し、全社では赤字転落となった。
来期見通し
2026年6月期通期連結業績予想は2026年5月8日付で修正されている。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は弱めの中立である。主力の安定性はあるが、不動産の収益変動と低い自己資本比率が重いからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した第3四半期決算短信を基に作成しています。
- 「2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示