決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 通期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 33.31億円 | 30.92億円 | 7.7%増 | 据え置き | 販売は堅調 |
| 営業利益 | 2.71億円 | 2.74億円 | 1.0%減 | 据え置き | 横ばい圏 |
| 経常利益 | 2.64億円 | 2.92億円 | 9.7%減 | 据え置き | 減益 |
| 四半期純利益 | 2.22億円 | 2.12億円 | 4.7%増 | 据え置き | 最終は増益 |
売上は伸びたが、利益率の改善は限定的だった。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 売上総利益率 | 34.1% | 前年34.2% | ほぼ横ばい |
| 研究用試薬売上高 | 26.69億円 | 前年同期比6.9%増 | 主力が牽引 |
| 純資産 | 100.49億円 | 前期末比0.93億円増 | 財務は安定 |
主力商品の販売は伸びたが、利益の伸びは抑えられている。
ポジティブ要因
研究用試薬が増収
研究用試薬の売上高は26.69億円で前年同期比6.9%増となった。
機器販売も堅調
機器売上高は6.61億円で前年同期比10.8%増と二桁成長だった。
純資産は増加
純資産は100.49億円となり、前期末から増加した。
リスク要因
営業利益は減少
営業利益は2.71億円で前年同期比1.0%減となり、増収がそのまま利益にはつながっていない。
価格競争が継続
大学・公的研究機関の予算執行は堅調でも、競争環境は厳しいままである。
為替と原材料の影響
平均為替153円台の環境下で、輸入商材の採算変動には引き続き注意が必要である。
財務安全性
総資産は125.39億円、負債は24.90億円、純資産は100.49億円となった。財務安全性は高い部類に入る。
業界動向との関連
ライフサイエンス基礎研究市場は公的需要に支えられる一方、商材の価格競争が激しい。商品調達力と在庫管理が利益率を左右しやすい。
株価への示唆
研究用試薬と機器の販売増が通期でも続き、利益率が維持される場合は安定成長銘柄として評価される可能性があります。一方、価格競争や為替影響で営業利益が伸び悩む場合は、増収でも評価が広がりにくい可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年12月期第1四半期は増収だったが、利益面はやや物足りない内容だった。主力商品の販売力は維持している。
来期見通し
2026年2月13日公表の第2四半期累計および通期業績予想に変更はない。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。安定感はあるが、利益率改善が確認できるまでは強い方向へは振れにくいからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した第1四半期決算短信を基に作成しています。
- 「2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示