決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期計画 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 201.38億円 | 175.03億円 | 15.1%増 | 220.00億円 | 仮設需要の取り込み |
| 営業利益 | 24.88億円 | 16.22億円 | 53.4%増 | 25.20億円 | 利益率が改善 |
| 税引前利益 | 23.13億円 | 14.98億円 | 54.4%増 | 23.60億円 | 金融収支も改善 |
| 当期利益 | 17.15億円 | 9.72億円 | 76.4%増 | 16.00億円 | 一段の増益計画 |
| EPS | 126.24円 | 70.17円 | 80.0%増 | 117.55円 | 株式数を反映 |
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 80.0%増 | 前期比 | 利益急伸を反映 |
| ROIC | 開示なし | 金属製品業として案件採算が重要 | ROEと営業利益率で補完 |
| PER想定 | 12.0倍 | 会社予想EPS117.55円 | 参考試算の前提値 |
ポジティブ要因
仮設需要の取り込み
主力の足場製品で「所有」から「利用」へのシフトを捉え、販売とレンタルを組み合わせた提案を強化した。
採算と再編が寄与
ヤグミグループや海津建設の取り込み、原価低減施策が利益率の改善につながった。
リスク要因
建設投資の変動
仮設資材は建設需要の強弱に影響を受けやすく、案件環境が鈍ると成長ペースは変わりやすい。
統合コスト
グループ再編や新規子会社の統合には一定のコストと運営負荷が伴う。
財務安全性
総資産は319.84億円、純資産は169.10億円、自己資本比率は52.9%である。営業CFは23.19億円のプラスで、財務基盤は安定している。
業界動向との関連
仮設資材や建設関連では、人手不足、資材価格、施工需要の変化が業績を左右する。「利用」型の提案や施工機能の強化は、需要の平準化に役立ちやすい。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。市場株価データは使わず、会社予想EPS117.55円にシナリオPERを掛けた条件付き試算とする。仮設資材需要が継続し、統合効果が定着する場合は上位シナリオに近づく可能性がある。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 10.0倍 | 117.55円 | 1176円 |
| 中立 | 12.0倍 | 117.55円 | 1411円 |
| 強気 | 14.0倍 | 117.55円 | 1646円 |
今期の総括
2026年3月期は増収増益で、営業利益率も大きく改善した。仮設需要のシフトを取り込みつつ、統合効果をどう積み上げるかが次の焦点である。
来期見通し
2027年3月期は売上収益220.00億円、当期利益16.00億円を計画する。建設需要とグループ再編の効果が続く場合は、計画達成の確度が高まる。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。増収増益と高い利益率は評価できるが、建設需要依存と統合コストは残る。次回はレンタル比率と利益率の推移を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔IFRS〕(連結)」、信和、2026年5月11日開示