決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率次期予想見方
売上高558.16億円563.97億円1.0%減550.00億円減収継続
経常利益10.06億円16.79億円40.1%減4.00億円の損失赤字予想
純利益6.55億円11.00億円40.4%減5.00億円の損失一時赤字

主力の車両用不振が重く、来期も厳しい前提になっている。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
車両用売上高478.23億円前期比2.2%減主力が減速
自己資本比率約65.5%純資産376.44億円/総資産574.63億円財務は厚い
現金同等物61.45億円前期比30.99億円減現金は減少

財務の厚さはあるが、収益環境は悪化している。

ポジティブ要因

非車両分野は増収

住宅・住設用は35.36億円で13.6%増、ファッション・生活資材用は44.57億円で1.9%増となった。

純資産は増加

純資産は376.44億円で前期末比0.7%増となり、財務基盤は維持している。

営業CFは黒字

営業活動によるキャッシュ・フローは7.99億円の収入で、資金創出は維持している。

リスク要因

主力の車両用が減少

主要顧客である自動車メーカーからの受注減少により、車両用売上は2.2%減となった。

原材料高騰

会社は中東情勢による想定外の原材料高騰を来期赤字見通しの要因としている。

大規模投資負担

老朽化更新やDXなどの大規模投資を進めるため、短期的な利益を圧迫している。

財務安全性

総資産は574.63億円、純資産は376.44億円で、財務安全性は相対的に高い。ただし現金同等物は減少しており、投資継続の影響は注視が必要である。

業界動向との関連

自動車内装材は生産台数や車種ミックス、原材料コストの影響を受けやすい。非車両用途の拡大がリスク分散の鍵になる。

株価への示唆

原材料高騰が落ち着き、中期計画の投資成果が表れて来期以降に利益回復が見える場合は見直し余地がある。一方、主力自動車向け受注減と赤字計画が続く場合は、短期的に慎重な評価が残る可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は減収減益で、車両用需要の弱さが表面化した。来期は投資と原材料高で一時赤字を見込む厳しい局面である。

来期見通し

2027年3月期は売上高550億円、経常損失4億円、親会社株主に帰属する当期純損失5億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は弱めの中立である。財務に支えはあるが、主力分野の減速と来期赤字計画を踏まえると、回復確認が必要だからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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