決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 2,541.82億円 | 2,038.14億円 | +24.7% | 5,050.00億円 | 50.3% |
| 営業利益 | 280.80億円 | 195.35億円 | +43.7% | 485.00億円 | 57.9% |
| 純利益 | 188.32億円 | 125.96億円 | +49.5% | 300.00億円 | 62.8% |
| EPS | 156.81円 | 104.91円 | +49.5% | 132.13円 | - |
国内外の出店拡大と既存店好調で、通期計画に対して順調な進捗となった。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +49.5% | 前年同期比 | 利益成長は非常に強い |
| ROIC | 開示なし | - | 短信では開示なし |
| PER推移 | 想定20-26倍 | 補足市場データ未取得のためシナリオ前提 | 成長外食株として高位レンジ |
調整後EBITDAも37.4%増と強く、投資拡大型の成長としては質が高い。
ポジティブ要因
海外スシローが急成長した
海外スシロー事業の売上収益は940.66億円で前年同期比60.0%増、利益は100.3%増となった。
国内スシローも堅調だった
国内スシロー事業の売上収益は1,445.39億円で前年同期比12.0%増と安定成長を維持した。
出店が順調に進んだ
中間期末の国内外店舗数は1,231店舗と、前期末から33店舗純増した。
配当予想を引き上げた
株式分割後ベースで期末配当予想を20円とし、実質増配姿勢を示した。
リスク要因
原材料高と人手不足は続く
コメやエネルギー価格の上昇、慢性的な人手不足は外食業界全体の重荷である。
海外拡大に伴う投資負担が重い
投資CFは207.53億円の赤字で、有形固定資産取得が大きく増えている。
レバレッジはなお高めである
親会社所有者帰属持分比率は26.3%にとどまり、成長投資を前提とした財務構造である。
財務安全性
営業CFは405.53億円の黒字で強いが、積極出店とリース負債を抱えるため資本余裕は大きくない。外食成長株としては許容範囲だが、財務安全性は中位水準である。
業界動向との関連
外食業界は原材料高と人手不足の逆風が続く一方、低価格回転寿司は相対的に需要を取り込みやすい。F&LCは国内成熟市場を海外拡大で補う形が鮮明である。
株価への示唆
前提は2026年9月期会社予想EPS132.13円である。補足市場データが未取得のため、ここでは成長外食株の想定PERを20倍から26倍で置く。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 20倍 | 132.13円 | 2,643円 |
| 中立 | 23倍 | 132.13円 | 3,039円 |
| 強気 | 26倍 | 132.13円 | 3,436円 |
海外出店の成功と既存店好調が続く場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で食材高や人件費上昇が強まる場合は弱気シナリオを意識しやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
今期の総括
中間期は国内安定成長に海外高成長が重なり、トップラインと利益の双方で強い決算となった。
来期見通し
会社は2026年9月期通期で売上収益5,050.00億円、営業利益485.00億円、親会社帰属利益300.00億円、EPS132.13円を見込む。中間進捗は高いが、下期も投資拡大を伴う成長継続が前提である。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。成長力は非常に強いが、積極投資と財務レバレッジを伴うため、評価の持続には海外収益の再現性確認が必要だからである。次は海外既存店の採算維持が焦点となる。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信・開示資料を基に作成しています。
- 2026年9月期第2四半期(中間期)決算短信〔IFRS〕(連結)、2026年5月8日開示
- 株価への示唆は会社予想EPSとシナリオPER仮定に基づく試算です。