決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 146.57億円 | 118.28億円程度 | 23.9%増 | 145.00億円 | 売上は微減計画 |
| 営業利益 | 13.81億円 | 5.52億円程度 | 150.3%増 | 14.50億円 | 利益率は改善 |
| 経常利益 | 14.15億円 | 5.99億円程度 | 135.9%増 | 14.86億円 | 増益継続 |
| 純利益 | 9.15億円 | 3.41億円程度 | 168.0%増 | 10.40億円 | 増益継続 |
売上成長に加え、利益率の改善幅が大きい決算だった。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| ソフトウェア売上高 | 62.83億円 | 前期比19.7%増 | ストック化進展 |
| サービス売上高 | 83.74億円 | 前期比27.2%増 | 長期大型案件が寄与 |
| 営業CF | 9.15億円 | 前期比減少 | 売上債権増の影響 |
成長率は高いが、売掛金増加でキャッシュの伸びは抑えられている。
ポジティブ要因
ソフトウェア事業が拡大
サブスクリプション型ライセンスやクラウド型サービスへの転換が進み、ソフトウェア事業は19.7%増収となった。
サービス事業も高成長
長期大型案件が順調に進捗し、サービス事業は27.2%増収となった。
利益率が大幅改善
営業利益は13.81億円まで伸び、前期比150.3%増と大きく改善した。
リスク要因
売上は次期微減計画
2027年3月期売上高予想は145.00億円で、今期実績をやや下回る前提である。
売上債権の増加
営業CFはプラスでも、売掛金増加がキャッシュフローの重しとなっている。
投資・競争環境
AIやローコード市場は成長分野だが、競争激化や投資負担の継続には注意が必要である。
財務安全性
総資産は109.96億円、純資産は58.77億円で、前期より拡大した。純資産の増加が続いており、財務の安定感はある。
業界動向との関連
ローコード、クラウド、業務プロセス自動化はDX需要の中核であり、市場の追い風は続いている。AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。
株価への示唆
サブスクリプション売上の積み上がりとサービス案件の採算改善が続く場合は、収益モデル転換の進展として評価される可能性があります。一方、次期売上が微減計画であることから、成長率鈍化が意識される局面では慎重な見方も出やすい。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期はソフトウェアとサービスの両輪で高成長となり、営業利益率も改善した。収益構造の変化が表れた決算である。
来期見通し
2027年3月期は売上高145.00億円、営業利益14.50億円、経常利益14.86億円、純利益10.40億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。足元の利益成長は強いが、次期売上の微減計画が示す慎重さもあり、持続性確認が必要だからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示