決算サマリー

項目当期実績前期比次期予想見方
売上高64.32億円2.9%減65.00億円微増計画
営業利益4.89億円9.6%減未定不透明
経常利益5.78億円10.3%減未定不透明
純利益4.61億円27.0%増未定一部評価益寄与

定量評価

指標実績見方
医薬中間物売上高4.11億円75.4%減
機能性中間物売上高11.67億円46.2%増
自己資本比率68.6%改善

ポジティブ要因

農薬中間物は43.16億円で19.2%増、機能性中間物は11.67億円で46.2%増となった。機能性中間物では生成AI向け半導体用や感光性樹脂用の新製品が伸長した。

リスク要因

医薬中間物は4.11億円で75.4%減と大幅減収だった。利益面では減価償却費増も重く、次期利益予想は中東情勢の不透明さを理由に未定である。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。

財務安全性

総資産は121.89億円、純資産は83.65億円、現金同等物は9.33億円となった。営業CFは16.98億円の黒字で、借入金減少も進んでいる。

業界動向との関連

化学中間物は顧客業界の在庫調整や新製品採用の影響を受けやすい。生成AI向け半導体関連は成長テーマだが、短期では医薬や農薬の需要変動が業績を左右する。AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。

株価への示唆

機能性中間物の新製品が継続成長し、欧州向け医薬中間物の販売復活が進む場合は、収益回復シナリオが強まる可能性があります。一方、中東情勢による原燃料コスト上昇や主力農薬中間物の減速が起きる場合は、利益回復が後ずれする可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は製品構成の変化が鮮明で、医薬の落ち込みを農薬と機能性で一部補う構図だった。売上は減少したが、財務はむしろ改善している。

来期見通し

2027年3月期は売上高65.00億円を見込む一方、利益予想は中東情勢の不透明さから未定としている。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。新製品の伸びは評価できるが、利益見通しが未定で外部要因の影響も大きいからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信[日本基準](非連結)」、2026年5月8日開示
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