決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 通期予想 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 670.77億円 | 542.72億円 | 2,610.00億円 | 25.7% |
| 営業利益 | 150.74億円 | 98.01億円 | 522.00億円 | 28.9% |
| 経常利益 | 153.74億円 | 98.43億円 | 538.00億円 | 28.6% |
| 純利益 | 117.25億円 | 75.26億円 | 350.00億円 | 33.5% |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 97.81円 | 会社予想291.62円に対し順調 |
| 自己資本比率 | 68.9% | 財務は非常に健全 |
| 総資産 | 3,409.53億円 | 事業規模は大きい |
| 純資産 | 2,462.70億円 | 資本の厚みがある |
ポジティブ要因
半導体製造工程向け材料の需要が強く、売上高と利益がともに大きく伸びた。営業利益率は22.5%台と高く、収益力の高さが際立つ。自己資本比率も68.9%と高水準で、設備投資や研究開発を支える土台は厚い。
リスク要因
半導体市況は設備投資サイクルの影響を受けやすい。顧客の在庫調整や投資先送りが起きると、増収率が鈍化しやすい点は注意が必要である。為替変動や原材料価格の動きも採算に影響する。
財務安全性
総資産は3,409.53億円、純資産は2,462.70億円、自己資本比率は68.9%となった。財務体質は強固で、研究開発投資や将来の設備投資にも余力がある。
業界動向との関連
半導体材料は先端ロジックや微細化の進展に連動しやすい。東京応化工業はフォトレジストを中心に恩恵を受けやすく、生成AIや高性能半導体の投資拡大は追い風になりやすい。
株価への示唆
会社予想EPS291.62円を基準に、PER25倍、30倍、35倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 25倍 | 291.62円 | 7,290円 |
| 中立 | 30倍 | 291.62円 | 8,749円 |
| 強気 | 35倍 | 291.62円 | 10,206円 |
高収益体質が続くかどうかが鍵で、通期予想の達成度と次の設備投資局面が評価材料になる。
今期の総括
第1四半期から高い利益成長を示し、通期計画への進捗も良好である。半導体材料メーカーとしての競争力が引き続き確認できる決算だった。
来期見通し
通期計画は売上高2,610.00億円、営業利益522.00億円、経常利益538.00億円、純利益350.00億円、EPS291.62円である。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立から強気である。利益率と財務が高水準で、半導体材料需要の追い風もあるが、市況の波を完全には避けられないためである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示