決算ハイライト
| 指標 | 2026年3月期 | 前期比 |
|---|---|---|
| 売上高 | 4,119.66億円 | -2.1% |
| 営業利益 | 363.77億円 | +24.1% |
| 経常利益 | 400.38億円 | +21.1% |
| 親会社株主帰属利益 | 362.26億円 | +38.3% |
| EPS | 186.67円 | - |
収益性の改善
減収ながら営業利益が増えた点が今回の決算の核である。
エラストマー素材と高機能材料はいずれも市況影響を受けやすいが、費用抑制と採算改善が進み、営業利益率は前期から改善した。減収局面でも利益を残せたことはポジティブに評価できる。
財務・キャッシュフロー
期末の自己資本比率は68.9%と高水準だった。
営業キャッシュフローは764.36億円、投資キャッシュフローはマイナス424.39億円、財務キャッシュフローはマイナス349.20億円。投資と株主還元を行いながらも、基礎的な資金創出力は強い。
2027年3月期見通し
会社予想は、売上高4,050億円、営業利益380億円、親会社株主帰属利益360億円。
営業利益は増益を見込む一方、経常利益と最終利益は小幅減益計画である。化学市況の回復、円相場、電池・光学関連材料の需要動向が次期の評価軸になる。
投資家が見るポイント
日本ゼオンを見るうえでは、売上成長よりも利益率とキャッシュフローの質が重要だ。
高機能材料が再成長に入るか、エラストマーの市況が底打ちするか、そして豊富な財務余力を成長投資と還元にどう配分するかが焦点となる。
出典
2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
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