決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,321.86億円 | 8.0%増 | 1,360.00億円 | 拡大継続 |
| 営業利益 | 33.13億円 | 5.0%増 | 30.00億円 | 反動減 |
| 経常利益 | 31.93億円 | 1.0%増 | 27.00億円 | 鈍化 |
| 純利益 | 10.70億円 | 15.2%減 | 10.00億円 | 減益継続 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| 地域薬局ネットワーク売上高 | 1,271.80億円 | 8.7%増 |
| 医薬品ネットワーク加盟件数 | 12,003件 | 前期末比1,000件増 |
| 自己資本比率 | 21.6% | 低下 |
ポジティブ要因
地域薬局17店舗の新規出店とM&Aでの9店舗取得、医薬品ネットワーク加盟件数の増加、医薬品物流の取引店舗数拡大が売上を押し上げた。地域薬局ネットワーク事業の営業利益は60.25億円で7.1%増となった。
リスク要因
親会社株主に帰属する当期純利益は15.2%減となった。給食事業は材料費・人件費上昇で営業赤字へ転落し、営業CFも調剤債権流動化一時停止に伴う売上債権増加で34.41億円の赤字となった。
財務安全性
総資産は801.00億円、純資産は174.13億円、現金同等物は77.43億円となった。自己資本比率は21.6%と低めで、借入金増加で財務CFは67.89億円の黒字だった。
業界動向との関連
調剤薬局業界は薬価改定、人件費上昇、物流効率化の影響を大きく受ける。規模拡大の余地はあるが、資金繰りと在庫・債権管理が経営の重要論点になる。
株価への示唆
加盟店拡大と物流収益化が進み、調剤薬局ネットワークのプラットフォーム価値が高まる場合は評価が進む可能性があります。一方、債権負担や人件費上昇が続く場合は、増収でもキャッシュ創出力への懸念が残る可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期は事業拡大そのものは順調だったが、資金負担と利益の伸び鈍化が課題として残った。売上の成長とキャッシュの質を分けて見る必要がある。
来期見通し
2027年3月期は売上高1,360.00億円、営業利益30.00億円、経常利益27.00億円、純利益10.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。ネットワーク拡大は評価できるが、財務負担のコントロールが次の成長持続性を左右するからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示