決算サマリー

項目2026年3月期前期増減率2027年3月期予想
売上高26.22億円22.64億円+15.8%28.66億円
営業利益1.02億円0.66億円+53.0%1.12億円
経常利益0.38億円0.23億円+66.1%0.43億円
親会社株主に帰属する当期純利益0.22億円0.15億円+44.3%0.28億円
EPS12.44円8.63円+44.1%15.77円

売上高の伸びに対して営業利益の伸びが大きい。営業利益率は3.9%で、前期の3.0%から改善した。まだ高収益というほどではないが、方向は悪くない。

財務・キャッシュフロー

項目2026年3月期前期
総資産31.16億円29.13億円
純資産4.80億円4.58億円
自己資本比率15.4%15.7%
営業CF1.57億円-1.89億円
投資CF-1.45億円-0.04億円
財務CF1.34億円-0.78億円
現金及び現金同等物4.67億円3.21億円

営業CFがプラスに転じた点は、利益額の小ささを補う材料である。一方で、自己資本比率は15.4%と薄い。成長投資や在庫・販売用不動産の増加が続く場合、資金繰りと資本政策は継続的に見たい。

ポジティブ要因

2027年3月期は売上高28.66億円(+9.3%)、営業利益1.12億円(+10.0%)、経常利益0.43億円(+10.7%)、当期純利益0.28億円(+26.7%)を見込む。二桁近い増収と増益継続の計画で、業績の方向感は上向きである。

キャッシュ面でも、営業CFが黒字化し、現金及び現金同等物は4.67億円へ増加した。小型銘柄では、この「利益とキャッシュが同じ方向を向く」ことが地味に効く。

リスク要因

自己資本比率は15.4%で、財務余力が厚い会社とは言いにくい。売上が伸びているうちは問題が見えにくいが、案件回収や資金調達条件が悪化すると、利益よりバランスシートが先に見られる。

配当は2026年3月期も無配で、2027年3月期予想も未定である。投資家目線では、成長投資を優先する段階なのか、還元余地がまだ乏しいのかを見極める必要がある。

総合判断

総合判断は中立である。増収増益と営業CF改善は素直に評価できる。ただ、利益額と自己資本の薄さを考えると、現時点で強く買い上がる材料というより、来期も利益とキャッシュが続くかを確認する局面である。

出典

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、東洋コーポレーション、開示日: 2026-05-29
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