決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期計画 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 84.03億円 | 81.57億円 | 3.0%増 | 未定 | 予想は未定 |
| 営業利益 | 9.15億円 | 6.28億円 | 45.9%増 | 未定 | 価格改定が寄与 |
| 経常利益 | 10.77億円 | 7.67億円 | 40.5%増 | 未定 | 資産運用益も寄与 |
| 純利益 | 7.55億円 | 5.49億円 | 37.6%増 | 未定 | 増益継続 |
| EPS | 396.34円 | 288.00円 | 37.6%増 | 未定 | 参考は実績EPS |
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 37.6%増 | 前期比 | 利益改善を反映 |
| ROIC | 開示なし | 決算短信に記載なし | ROEと利益率で補完 |
| PER想定 | 10.0倍 | 実績EPS396.34円 | 参考試算の前提値 |
ポジティブ要因
価格改定と製品ミックス改善
自動車補修向けや高機能塗料の販売が進み、収益性が改善した。
財務が非常に強い
自己資本比率は82.5%で横ばい高水準、純資産も184.79億円に拡大した。
リスク要因
原材料・エネルギーコスト
塗料業界は原材料とエネルギー価格の変動を受けやすい。価格転嫁が遅れると利益率がぶれやすい。
業績予想が未定
中東情勢の影響を理由に会社予想が未定であり、見通しの確度はまだ高くない。
財務安全性
総資産は218.86億円、純資産は184.79億円、自己資本比率は82.5%である。営業CFは9.88億円のプラスで、現金及び現金同等物は41.61億円に増加した。
業界動向との関連
塗料業界では原材料価格、物流費、エネルギーコスト、需要の季節性が重要である。価格改定が追いつく局面では利益率が改善しやすい。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。会社予想が未定のため、参考として実績EPS396.34円にシナリオPERを掛けた試算とする。見通しが固まるまでは、利益率の持続と原材料コストの動きを確認したい。
| シナリオ | 想定PER | 参考EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 8.0倍 | 396.34円 | 3171円 |
| 中立 | 10.0倍 | 396.34円 | 3963円 |
| 強気 | 12.0倍 | 396.34円 | 4756円 |
今期の総括
2026年3月期は増収増益で、価格改定の効果と高付加価値製品が採算を押し上げた。会社予想未定のため、来期の前提確認が重要である。
来期見通し
2027年3月期の業績予想は未定である。中東情勢や原材料・物流コストの落ち着き具合を見ながら、開示再開のタイミングを待つ必要がある。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。収益性と財務の強さは魅力だが、業績予想が未定で見通しはまだ不透明である。次回は価格改定の定着と需要動向を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、イサム塗料、2026年5月11日開示