決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率次期予想見方
売上高646.76億円587.61億円10.1%増715.00億円成長継続
営業利益66.05億円59.83億円10.4%増80.00億円利益率改善
経常利益69.80億円62.90億円11.0%増82.00億円高水準
純利益52.79億円44.05億円19.8%増55.30億円増益維持

成長の中心はデジタル案件と収益性改善である。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
デジタルソリューション売上高93.12億円前期比99.1%増大幅拡大
営業CF53.31億円前期比増加資金創出力は強い
純資産334.79億円前期比26.63億円増財務は安定

成長投資を続けつつ、営業キャッシュ・フローも厚い。

ポジティブ要因

デジタルソリューションが急拡大

製品・ライセンス販売や導入支援の増加に加え、M&A効果でデジタルソリューション事業の売上高は99.1%増となった。

エンタープライズが好調

情報・通信・広告分野を中心にアプリケーション開発支援が伸び、エンタープライズ領域は増収増益だった。

不採算案件の収束

前年に発生していた不採算案件の収束が利益改善に寄与した。

リスク要因

製造領域は減速

機械・エレクトロニクス分野でプロジェクト中止や延期の影響を受け、製造セグメントは減収減益となった。

外部環境の不確実性

中東情勢に伴う原油高や通商政策の変化は、顧客のIT投資選別につながりうる。

AI代替懸念

生成AIによるSI・SaaS業界への代替懸念が市場評価の変動要因となっている。

財務安全性

総資産は478.99億円、純資産は334.79億円となった。自己株取得を進めながらも財務体質は大きく崩れていない。

業界動向との関連

SI業界ではAI、クラウド、セキュリティ、データ活用への需要が強い。AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。

株価への示唆

デジタル案件の拡大とM&Aシナジーが継続し、2027年3月期の売上高715億円計画に近づく場合は評価余地がある。一方、製造業向け案件の慎重姿勢が長引く場合は、全体成長をやや押し下げる可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は、デジタル領域の拡大と利益率改善で増収増益を達成した。製造向けの弱さを他分野で補った年度である。

来期見通し

2027年3月期は売上高715.00億円、営業利益80.00億円、経常利益82.00億円、純利益55.30億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。成長は確認できるが、外部環境に敏感な顧客投資の変動も見ておく必要があるからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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