決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 14.60億円 | 14.32億円 | +2.0% | 62.50億円 | 23.4% |
| 営業利益 | 2.63億円 | 3.51億円 | -25.1% | 8.65億円 | 30.4% |
| 経常利益 | 2.86億円 | 4.49億円 | -36.2% | 8.90億円 | 32.1% |
| 純利益 | 2.35億円 | 3.04億円 | -22.6% | 6.16億円 | 38.1% |
| EPS | 20.30円 | 26.21円 | -22.5% | 53.11円 | 38.2% |
会社計画欄は通期予想を基準にしています。第1四半期や中間期では季節性があるため、進捗率は単純な達成率として参考扱いにします。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 営業利益率 | 18.0% | 営業利益÷売上高 | SaaS型事業として高い採算を維持できているかを確認します。 |
| EPS成長率 | -22.5% | 前年同期EPS比 | 利益成長が株主価値に反映されているかを見る指標です。 |
| 自己資本比率 | 55.9% | 決算短信の財政状態 | 財務安全性は一定水準を維持しています。 |
ポジティブ要因
営業利益は減益ですが、通期計画に対する進捗率は30.4%です。第1四半期時点では、利益面の進捗は計画比で悪くありません。売上も前年同期比で増収を確保しており、クラウドサービスの需要継続が確認できます。
リスク要因
主なリスクは、案件獲得の遅れ、既存顧客の利用拡大鈍化、開発・人件費負担の増加です。第1四半期は営業利益が前年同期比で減少しているため、下期に向けて利益率を維持できるかが焦点になります。
財務安全性
総資産は52.24億円、純資産は29.20億円、自己資本比率は55.9%です。財務安全性は一定の厚みがありますが、成長投資と配当・株主還元のバランスを確認する必要があります。
業界動向との関連
対象企業の業界動向を確認する際は、同業他社の同時期決算、価格改定、受注動向、原材料・人件費の変化を合わせて見る必要があります。今回の記事では決算短信の主要数値を中心に、売上・利益・会社計画の達成度を整理します。
株価への示唆
株価への示唆は条件付きです。売上成長と利益率改善が同時に進む場合は評価の下支えになります。一方、採算悪化、計画未達、資金繰り悪化が見える場合は評価が下振れる可能性があります。補足市場データ未取得のため、理論株価の算定は保留します。
今期の総括
今期は増収ながら減益です。売上拡大は続いているものの、営業利益率は前年同期から低下しており、成長投資やコスト増の吸収力が確認点になります。
来期見通し
通期計画は売上高62.50億円、営業利益8.65億円、経常利益8.90億円、純利益6.16億円です。第1四半期の利益進捗は良好ですが、減益でのスタートであるため、今後は売上成長の再加速と採算維持が重要です。
総合判断
総合判断は中立です。決算短信の主要数値からは、成長性、採算、財務安全性を分けて確認する必要があります。次回は営業利益率、EPS、ROIC、PERの追加確認が焦点になります。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。