決算サマリー

項目当期実績前年同期増減率会社計画進捗率
売上高18.79億円17.47億円+7.5%未記載対象外
営業利益-0.95億円0.54億円赤字転落未記載対象外
経常利益-0.91億円0.56億円赤字転落未記載対象外
純利益-0.62億円0.37億円赤字転落未記載対象外
EPS-62.80円37.09円赤字転落未記載対象外

会社計画は今回確認した入力データに含まれていないため、進捗率は対象外としています。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
EPS成長率赤字転落前期37.09円との比較1株利益は黒字から損失に転じています。
ROE-25.5%前期14.3%自己資本に対する損失インパクトが大きいです。
ROA-9.9%前期7.1%総資産ベースでも収益性が悪化しています。
売上高営業利益率赤字前期3.1%増収にもかかわらず営業赤字です。
自己資本比率20.9%前期33.9%財務安全性は低下しています。

ポジティブ要因

売上高は18.79億円と、前年同期比で7.5%増加しました。事業規模そのものは拡大しており、需要や案件獲得の面では一定の伸びが確認できます。

また、総資産は10.26億円と前期の8.13億円から増加しました。事業拡大に向けた資産の積み上がりが見られる一方、その投資や固定費を利益につなげられるかが次の焦点になります。

リスク要因

最大のリスクは、増収にもかかわらず営業赤字に転落した点です。売上高営業利益率は前期3.1%から赤字水準へ悪化しました。開発費、人件費、外注費、採用費、管理コストなどが売上成長を上回って増えた可能性があります。

財務面でも注意が必要です。純資産は2.15億円と前期の2.76億円から減少し、自己資本比率は33.9%から20.9%へ低下しました。赤字が続く場合、資本余力や資金繰りへの市場の見方が厳しくなる可能性があります。

財務安全性

総資産は10.26億円、純資産は2.15億円、自己資本比率は20.9%です。1株当たり純資産は215.60円で、前期の276.64円から低下しました。

自己資本比率はまだプラス圏ですが、前期から大きく低下しています。今後は、赤字の早期解消、固定費管理、資金繰り、追加資金調達の有無を確認する必要があります。

業界動向との関連

IT・システム開発関連企業では、案件獲得だけでなく、エンジニア人件費、外注費、採用コスト、開発プロジェクトの採算管理が利益を左右します。フリースタイルは増収を確保した一方で赤字転落しており、売上成長よりも案件採算の改善が重要な局面です。

株価への示唆

株価への示唆は慎重です。売上成長はポジティブですが、営業赤字、ROEマイナス、自己資本比率低下が重なっているため、市場は利益回復の確度を重視しやすい局面です。

次回以降は、営業赤字の縮小、粗利率改善、固定費の抑制、自己資本比率の下げ止まりが評価回復の条件になります。

今期の総括

今期は「増収だが赤字転落」の決算です。売上高は18.79億円まで伸びましたが、営業利益、経常利益、純利益はいずれも赤字となりました。成長投資の局面と見ることもできますが、財務余力が低下しているため、採算改善のスピードが問われます。

来期見通し

会社計画は今回確認した入力データに含まれていないため、来期見通しの数値評価は保留します。見るべきポイントは、売上成長の継続よりも、営業赤字をどこまで縮小できるかです。案件単価、人員稼働率、外注費、固定費の管理が重要になります。

総合判断

総合判断は慎重です。売上成長は確認できるものの、赤字転落と自己資本比率の低下が重く、現時点では収益化の再確認が必要です。次回決算では、営業利益率の改善と財務安全性の下げ止まりが最大の焦点になります。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信の主要数値を基に作成しています。

  • 「2026年3月期決算短信〔日本基準〕(非連結)」、フリースタイル、開示日: 2026-05-14
本記事は、公開情報に基づいた教育的・情報提供のみを目的としており、特定の銘柄や金融商品の売買を推奨または勧誘するものではありません。掲載内容の正確性については万全を期しておりますが、その内容や将来の投資成果を保証するものではないことをあらかじめご了承ください。投資に関する最終決定は、ご自身の判断と責任において行っていただけますようお願い申し上げます。