決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 127.25億円 | 7.8%増 | 133.00億円 | 増収継続 |
| 営業利益 | 5.81億円 | 30.3%増 | 5.85億円 | 利益率改善 |
| 経常利益 | 6.00億円 | 24.8%増 | 6.00億円 | 横ばい計画 |
| 純利益 | 3.71億円 | 42.3%増 | 3.71億円 | 収益拡大 |
会社計画に対しては、営業利益と経常利益の水準感がほぼ維持される見通しである。
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| 1株当たり当期純利益 | 2.77円 | 利益は小粒だが増加基調 |
| 自己資本比率 | 65.5% | 財務健全性は高い |
| 純資産 | 126.36億円 | 資本の厚みは十分 |
| 現金及び現金同等物 | 40.11億円 | 流動性は確保されている |
ポジティブ要因
当期は売上高、営業利益、経常利益、純利益のすべてで前期比増加となった。顧客業界である自動車産業が大きく崩れず、コスト低減と営業強化が利益成長につながっている。営業キャッシュ・フローも12.69億円の黒字で、資金面の安心感がある。
リスク要因
資材価格の高止まりや需要変動が続けば、利益率の維持は難しくなる。持株会社体制への移行で売上構成が変わっており、前年との単純比較だけでは実力を見誤りやすい。小型株ゆえに業績の変化が株価に反映されやすい点も意識したい。
財務安全性
総資産は183.24億円、純資産は126.36億円、自己資本比率は65.5%となった。営業活動によるキャッシュ・フローは12.69億円の黒字で、現金及び現金同等物も40.11億円を確保している。
業界動向との関連
自動車業界は生産台数の変動や資材コストの影響を受けやすい。ワイズホールディングスはこの業界に対する供給・技術対応を軸にしているため、需要の安定性と価格転嫁力が今後も重要になる。
株価への示唆
会社予想EPSは2.78円で、PER30倍、40倍、50倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 30倍 | 2.78円 | 83円 |
| 中立 | 40倍 | 2.78円 | 111円 |
| 強気 | 50倍 | 2.78円 | 139円 |
小型株としては利益の伸びが素直に評価されやすい一方、需要環境やコスト上昇で採算が崩れると見直しも速い。
今期の総括
2026年3月期は、売上高127.25億円、営業利益5.81億円、純利益3.71億円と順調に伸びた。利益の底上げが進んでおり、次期もその流れを維持できるかが焦点である。
来期見通し
2027年3月期は、売上高133.00億円、営業利益5.85億円、経常利益6.00億円、純利益3.71億円、EPS2.78円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。財務は堅く、利益成長も確認できるが、絶対額が小さいため、業界環境の変化には丁寧に向き合う必要がある。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月7日開示