決算サマリー

項目3Q累計実績前年同期比通期予想見方
売上高338.93億円11.8%増485.85億円増収継続
営業利益36.03億円43.9%増44.60億円高進捗
経常利益38.06億円42.9%増46.15億円高進捗
当期純利益25.60億円39.0%増30.90億円順調進捗

定量評価

指標実績見方
介護事業売上高323.49億円12.5%増
介護事業セグメント利益45.32億円33.8%増
運営ホーム数114ホーム拡大継続
既存ホーム平均入居率94.5%高水準維持
自己資本比率39.5%前期末39.4%から横ばい圏

ポジティブ要因

既存ホームの高入居率維持に加え、ライクやCMケア、事業譲受ホームの稼働率改善が収益拡大につながった。選択的週休3日制度の定着や業務効率化、人員配置緩和の段階的導入も利益率改善を後押ししている。

リスク要因

介護業界では有効求人倍率3.63倍と人材確保難が続いており、処遇改善を継続しなければ高品質運営を維持しにくい。新規ホーム開設やM&A取得ホームは立ち上がり次第で採算が変動しやすく、足元の好進捗がそのまま一定とは限らない。

財務安全性

総資産は546.17億円で前期末比22.03億円増、純資産は215.90億円で同9.12億円増となった。流動資産では開発用不動産や金銭の信託、固定資産では土地が増加しており、成長投資が継続している。自己資本比率は39.5%で大きな変化はない。

業界動向との関連

高齢者人口と単独世帯の増加を背景に介護需要そのものは拡大基調にある。一方で、異業種参入と人手不足が続いており、介護報酬だけでなく運営効率と採用力が収益の分かれ目になる。

株価への示唆

高入居率の維持と取得ホームの早期立ち上がりが続き、生産性改善も進む場合は、通期上振れ期待が意識される可能性があります。一方で、人件費上昇や新規ホーム立ち上げ負担が強まる場合は、足元の高い利益成長率が鈍化する可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

第3四半期累計は、介護事業の高稼働と運営改善がそろって表れた内容だった。成長戦略は機能しているが、人材確保難の中でどこまで再現できるかが次の焦点になる。

来期見通し

会社は2026年6月期通期で売上高485.85億円、営業利益44.60億円、経常利益46.15億円、当期純利益30.90億円を見込み、現時点で修正はしていない。第3四半期までの進捗は高いが、会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。足元の業績は強いが、介護人材確保と新規開設の継続コストを踏まえると、慎重に持続性を見極めたい局面である。

出典

本記事は、対象企業が開示した第3四半期決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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