決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 23.27億円 | 30.95億円程度 | 24.8%減 | 29.20億円 | 回復計画 |
| 営業利益 | 2.60億円の損失 | 0.77億円の利益 | - | 0.60億円 | 黒字回復狙い |
| 経常利益 | 2.80億円の損失 | 0.84億円の利益 | - | 0.41億円 | 回復余地 |
| 純利益 | 3.60億円の損失 | 0.57億円の利益 | - | 0.24億円 | 小幅黒字計画 |
主力の失速がそのまま赤字につながった年度である。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 工作機械売上高 | 8.82億円 | 前期比44.8%減 | 主力が急減 |
| 営業CF | 4.66億円 | 前年より改善 | 資金は確保 |
| 自己資本比率 | 32.2% | 前期35.8% | 低下 |
利益は悪化したが、運転資金面は一定の支えがある。
ポジティブ要因
輸送用機器は黒字維持
国内の二輪・四輪量産部品販売が支えとなり、輸送用機器事業は黒字を維持した。
営業CFはプラス
売上債権と棚卸資産の減少により、営業キャッシュ・フローはプラスとなった。
次期は黒字回復計画
会社は下期の工作機械販売増加を前提に黒字回復を計画している。
リスク要因
工作機械需要の低迷
専用工作機械の販売減少が赤字転落の主因となった。
自己資本比率の低下
純資産は26.3%減少し、自己資本比率も32.2%まで低下した。
需要変動が大きい
工作機械は企業の設備投資マインドに強く左右される。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。
財務安全性
総資産は32.38億円、純資産は10.41億円と規模が小さく、収益悪化時の耐久力には注意が必要である。
業界動向との関連
工作機械は景気敏感度が高く、設備投資先送りの影響を受けやすい。一方、輸送用部品は量産案件の継続性が業績の下支えになる。
株価への示唆
工作機械受注が下期に回復し、輸送用機器の安定収益が続く場合は黒字回復シナリオが意識される可能性があります。一方、設備投資の慎重姿勢が長引く場合は、会社計画どおりの回復を見込みにくい可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期は工作機械の需要減で赤字転落した。輸送用機器の下支えはあるが、事業の振れ幅はなお大きい。
来期見通し
2027年3月期は売上高29.20億円、営業利益0.60億円、経常利益0.41億円、純利益0.24億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は弱めの中立である。回復余地はあるが、景気敏感な工作機械の依存度が高いからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示