決算サマリー

項目当期実績前期実績増減率次期予想見方
売上高66.59億円75.50億円程度11.8%減75.24億円回復計画
営業利益2.54億円7.08億円程度64.1%減4.28億円持ち直し狙い
経常利益3.55億円7.33億円程度51.6%減5.01億円改善計画
純利益2.75億円4.34億円程度36.6%減3.51億円回復見通し

需要の偏りと費用増が利益を大きく押し下げた年度である。

定量評価

指標直近実績比較対象見方
金型関連研削盤売上高31.96億円前期比64.7%増中国向けが好調
切削工具関連研削盤売上高23.61億円前期比46.8%減主力の一角が失速
自己資本比率84.9%程度純資産106.46億円/総資産125.35億円財務は厚い

財務安全性は高いが、商品構成の偏りが大きい。

ポジティブ要因

中国向け金型関連が伸長

プロファイル研削盤を中心に、中国・アジア向け販売が伸び、金型関連は大幅増収となった。

アフターサービスは安定

有償修理とメンテナンス部品は10.64億円で、収益の下支えとなった。

財務基盤は堅い

純資産は106.46億円と厚く、借入依存は相対的に低い。

リスク要因

切削工具関連が急減

切削工具関連研削盤の売上高は46.8%減となり、全体減収の主因となった。

海外展開費用の増加

米国・欧州・中国での拠点整備や営業強化に伴い、経費が増加した。

海上輸送混乱

イラン情勢悪化に起因する海上輸送の混乱が、販売・調達双方に影響する可能性がある。

財務安全性

総資産は125.35億円、負債は18.88億円、純資産は106.46億円となった。現金同等物も43.40億円あり、財務余力は高い。

業界動向との関連

工作機械は設備投資サイクルの影響を受けやすく、外需の強弱で受注がぶれやすい。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。

株価への示唆

中国向け需要が継続し、切削工具関連も底打ちする場合は来期回復計画の達成余地がある。一方、海上輸送混乱や世界景気減速で設備投資がさらに慎重化する場合は、回復計画が後ろ倒しになる可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は一部製品の好調を他分野の落ち込みが打ち消し、減収減益となった。費用増も利益を圧迫した。

来期見通し

2027年3月期は売上高75.24億円、営業利益4.28億円、経常利益5.01億円、純利益3.51億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は弱めの中立である。財務は強いが、需要変動の大きさと利益水準の低下を踏まえると回復確認が先だからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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