決算サマリー

項目当期実績前期比次期予想見方
売上高335.09億円3.0%増410.00億円回復期待
営業利益17.20億円の損失赤字継続3.00億円黒字転換計画
経常利益2.88億円黒字転換10.00億円改善
純利益8.56億円黒字転換9.00億円改善継続

定量評価

指標実績見方
横編機売上高238.66億円2.7%増
デザインシステム関連売上高30.36億円7.8%増
自己資本比率75.2%低下

ポジティブ要因

バングラデシュでの受注回復やイタリア市場でのホールガーメント横編機の販売増により、横編機売上は増加した。デザインシステム関連事業もAPEX Fizと自動裁断機の需要回復で増収となった。

リスク要因

営業赤字が継続しており、中国市場で販売台数が前期を下回ったことや、コストパフォーマンスモデル投入遅延が響いた。純利益の改善には前期に計上した棚卸資産評価損や減損損失などの反動が含まれ、本業の収益力とは異なる要因が含まれています。

財務安全性

総資産は1,095.31億円、純資産は823.82億円、現金同等物は156.17億円となった。自己資本比率は75.2%と高いが、長期借入金増加で負債も増えている。

業界動向との関連

アパレル・ファッション向け設備投資は景況感と在庫調整の影響を受けやすい一方、サステナブル生産や短納期需要は中長期の追い風である。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。

株価への示唆

横編機の回復と自動裁断機拡大が計画通り進み、営業黒字転換が実現する場合は、再建進展への評価が高まる可能性があります。一方、中国市場の弱さや投入遅延が続く場合は、本業赤字の長期化が意識される可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は最終黒字転換まで戻したが、営業面では再建途上である。数字の改善は一歩前進だが、質の面ではなお課題が残る。

来期見通し

2027年3月期は売上高410.00億円、営業利益3.00億円、経常利益10.00億円、純利益9.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。最悪期は脱したが、本業の黒字定着を確認するまでは慎重に見るべきだからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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