決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期計画 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 556.04億円 | 543.53億円 | 2.3%増 | 585.00億円 | 海外建機ルートが牽引 |
| 営業利益 | 71.84億円 | 64.59億円 | 11.2%増 | 56.30億円 | 来期は反動減計画 |
| 経常利益 | 80.14億円 | 68.28億円 | 17.4%増 | 57.60億円 | 為替も追い風 |
| 純利益 | 55.96億円 | 47.67億円 | 17.4%増 | 39.60億円 | 利益は過去最高圏 |
| EPS | 204.99円 | 172.16円 | 19.1%増 | 147.00円 | 予想EPSは下振れ |
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 19.1%増 | 前期比 | 利益増を反映 |
| ROIC | 開示なし | 決算短信に記載なし | ROEと利益率で補完 |
| PER想定 | 13.0倍 | 会社予想EPS147.00円 | 参考試算の前提値 |
ポジティブ要因
北米市場が好調
エンジンコンプレッサや発電機が大手レンタル会社向けに伸び、海外売上が利益を押し上げた。
財務が安定
自己資本比率は68.5%と高く、現金及び現金同等物も117.86億円ある。
リスク要因
来期は反動減を織り込む
通期予想では営業利益・純利益が前年を下回る計画で、需要や在庫の反動に注意が必要である。
建機需要の循環
建設機械や産業機械は景気循環の影響を受けやすく、北米の旺盛さが続くかが重要である。
財務安全性
総資産は656.90億円、純資産は451.88億円、自己資本比率は68.5%である。営業CFはマイナス23.77億円だが、投資・財務活動を含めた資金繰りは安定している。
業界動向との関連
機械業界は建設機械需要、レンタル会社の投資、為替、コスト転嫁の進み方に影響を受ける。北米比率が高い企業では米国景気の追い風が重要になる。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。市場株価データは使わず、会社予想EPS147.00円にシナリオPERを掛けた条件付き試算とする。北米需要が続く場合は上位シナリオに近づく可能性がある一方、反動減が強い場合は評価倍率が抑えられる可能性がある。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 11.0倍 | 147.00円 | 1617円 |
| 中立 | 13.0倍 | 147.00円 | 1911円 |
| 強気 | 15.0倍 | 147.00円 | 2205円 |
今期の総括
2026年3月期は増収増益で、北米需要と為替が追い風となった。もっとも、来期は利益の反動減を見込んでおり、持続性の確認が重要である。
来期見通し
2027年3月期は増収ながら利益は減少計画である。北米需要と価格転嫁が強い場合は上振れ余地がある。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。業績は好調だが、来期の反動減計画があるため過度な期待は禁物である。次回は北米受注と為替の影響を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、AIRMAN、2026年5月11日開示