決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,293.82億円 | 1,202.70億円 | +7.6% | 1,380.00億円 | - |
| 営業利益 | 111.53億円 | 86.65億円 | +28.7% | 101.00億円 | - |
| 純利益 | 85.27億円 | 66.84億円 | +27.6% | 70.00億円 | - |
| EPS | 907.48円 | 710.97円 | +27.6% | 744.84円 | - |
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | +27.6% | 前年同期比 | 利益成長は強い |
| ROIC | 開示なし | - | 短信での開示はない |
| PER推移 | 想定8-12倍 | 補足市場データ未取得のためシナリオ前提 | 産業機器株として中位レンジを想定 |
ポジティブ要因
電力機器事業が増益だった
電力機器事業は一般産業向け中型変圧器などが堅調で、営業利益は28.3%増となった。
プリント基板事業が大きく伸びた
プリント基板事業の売上高は342.82億円で前期比36.1%増、営業利益も40.1%増となった。
財務体質が改善した
自己資本比率は59.6%で前期の55.9%から改善し、純資産も大きく積み上がった。
リスク要因
回転機事業は減収減益である
中国空調市場の回復遅れとEV需要伸び悩みで、回転機事業は0.5%減収、3.0%減益となった。
来期は減益計画である
2027年3月期は営業利益101.00億円、純利益70.00億円と、今期最高益からの反動減を見込む。
AI関連需要の偏りに注意が必要
プリント基板の好調は生成AI関連需要が牽引しているが、AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。
財務安全性
自己資本比率は59.6%と高く、営業CFは118.57億円の黒字である。投資CFは大きくマイナスだが、現金同等物は244.01億円を確保しており、財務安全性は高い水準にある。
業界動向との関連
電力インフラ更新需要とAIサーバー向け基板需要が追い風になっている一方、EVや空調モーターは回復にばらつきがある。
株価への示唆
前提は2027年3月期会社予想EPS744.84円である。補足市場データが未取得のため、ここでは産業機器株の想定PERを8倍から12倍で置く。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 8倍 | 744.84円 | 5,959円 |
| 中立 | 10倍 | 744.84円 | 7,448円 |
| 強気 | 12倍 | 744.84円 | 8,938円 |
電力機器の底堅さと基板需要の継続が確認できる場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で、EV・空調向けの弱さが長引く場合は弱気シナリオを意識しやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
今期の総括
2026年3月期は、電力機器とプリント基板の強さで全利益項目の最高益更新を実現した。
来期見通し
会社は2027年3月期に売上高1,380.00億円、営業利益101.00億円、経常利益104.00億円、純利益70.00億円、EPS744.84円を計画する。増収でも減益計画である。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。今期は非常に強いが、来期減益見通しと事業ごとの温度差を踏まえると、ピーク利益の持続確認が必要だからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信・開示資料を基に作成しています。
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2026年4月30日開示
- 株価への示唆は会社予想EPSとシナリオPER仮定に基づく試算です。