決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,482.50億円 | 2,475.14億円程度 | 81.1%増 | 成長継続見通し | 大幅増収 |
| 営業利益 | 192.36億円 | 135.74億円程度 | 41.7%増 | 成長継続見通し | 大幅増益 |
| 経常利益 | 246.44億円 | 147.78億円程度 | 66.8%増 | 成長継続見通し | 為替寄与大 |
| 純利益 | 162.06億円 | 100.33億円程度 | 61.5%増 | 成長継続見通し | 高水準 |
売上の伸びと為替差益の寄与が大きい決算である。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| 機構部品売上高 | 4,142.84億円 | 前期比94.9%増 | 主力が大きく伸長 |
| 営業CF | 345.38億円 | 前期赤字から改善 | 非常に強い |
| 自己資本比率 | 69.8% | 高水準維持 | 財務は厚い |
本業と財務の両面で強いが、外部要因の寄与も大きい。
ポジティブ要因
アミューズメント関連が牽引
機構部品のアミューズメント関連向けが大幅に増え、全社売上を押し上げた。
自動車関連も増加
電装化・高機能化需要を背景に自動車関連向け販売も増加した。
営業CFが急改善
売上債権と棚卸資産の減少で、営業キャッシュ・フローは大きく改善した。
リスク要因
為替差益の寄与
経常利益には為替差益41.82億円が含まれている。本業の収益力とは異なる要因が含まれています。
関税・物流不確実性
米国の関税政策や中東紛争による物流混乱は、今後の供給と需要双方に影響しうる。
市場別のばらつき
移動体通信関連は完全回復に至っておらず、製品分野ごとの強弱が大きい。
財務安全性
総資産は2,152.81億円、純資産は1,502.43億円、自己資本比率は69.8%となった。財務安全性は高い。
業界動向との関連
電子部品業界はAI・データセンター、自動車電装化が追い風となる一方、関税政策や市況変動の影響を強く受ける。
株価への示唆
アミューズメント関連の高水準需要と自動車向けの拡大が続く場合は、今期の高成長を一定程度維持できる可能性があります。一方、為替差益の剥落や関税政策の影響が強まる場合は、利益の見え方が大きく変わる可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期はアミューズメント関連を中心に大幅増収増益となった。利益の質を見るうえでは為替寄与の切り分けが必要である。
来期見通し
会社は次期について成長を見込む前提を示しているが、詳細数値は本文での前提説明が中心である。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。今期は非常に強いが、市況と外部要因の振れ幅も大きいからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示