決算サマリー

項目3Q累計実績前年同期比通期予想見方
売上高285.72億円3.5%減400.00億円通期増収計画
営業利益27.27億円1.2%減34.50億円ほぼ横ばい進捗
経常利益28.21億円0.2%減35.00億円横ばい圏
当期純利益19.35億円5.4%増24.50億円増益計画

定量評価

指標実績見方
インテリジェントFA売上高136.47億円5.7%増
同営業利益20.81億円6.6%増
IT制御・科学測定売上高148.87億円10.6%減
自己資本比率63.5%前期末61.7%から改善

ポジティブ要因

IoTを活用した設備投資やロボットシステム需要を背景に、FAシステム事業は増収増益を確保した。One Stop Shopping施策によるグループ連携の深耕が、高付加価値案件の獲得につながっている。

リスク要因

IT制御・科学測定は、米国関税政策や中東情勢を背景とする購買意欲の一時的低下で減収減益となった。研究開発投資や設備投資は景況感の影響を受けやすく、期ごとの案件変動が比較的大きい。

財務安全性

総資産は344.02億円で前期末比18.11億円増、純資産は228.81億円で同18.72億円増となった。現金及び預金が増加し、自己資本比率は63.5%へ上昇している。負債は短期借入金や未払法人税等の減少で全体としてやや減少した。

業界動向との関連

製造業の設備投資意欲は底堅いが、通商政策や地政学リスク、人件費高騰で先行きは読みづらい。FA・自動化の需要は中長期では強い一方、受注時期や研究開発投資の波で短期の売上は振れやすい。

株価への示唆

FAシステムの高付加価値案件拡大が続き、IT制御・科学測定でも需要が戻る場合は、通期増収増益計画の達成期待が高まる可能性があります。一方で、製造業の設備投資が慎重化し、減速している分野の回復が遅れる場合は、利益の伸びが限定的となる可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

第3四半期累計は、事業ごとの強弱がはっきり出た決算だった。FAは強いが、周辺分野の需要鈍化が全体売上を抑えている。

来期見通し

会社は2026年6月期通期で売上高400.00億円、営業利益34.50億円、経常利益35.00億円、当期純利益24.50億円を見込み、現時点で修正していない。設備投資需要の持続が前提であり、会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。高付加価値案件の強さはあるが、売上全体は減収であり、周辺需要の戻りを確認したい段階である。

出典

本記事は、対象企業が開示した第3四半期決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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