決算サマリー

項目当期実績前期比次期予想見方
売上高3,553.41億円4.1%増3,840.00億円増収継続
営業利益199.96億円91.2%増300.00億円回復加速
経常利益241.29億円129.4%増270.00億円円安前提含む
純利益148.06億円535.9%増180.00億円改善継続

定量評価

指標実績見方
コンデンサ売上高2,517.71億円8.5%増
インダクタ売上高643.19億円4.5%増
自己資本比率56.0%改善

ポジティブ要因

主力の積層セラミックコンデンサが自動車と情報インフラ・産業機器向けで伸び、営業利益が大きく改善した。需要拡大に対応する能力増強も継続している。

リスク要因

複合デバイス売上は35.6%減と弱く、減損損失21.30億円と事業構造改善費用14.55億円も発生した。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。

財務安全性

総資産は6,155.36億円、純資産は3,444.12億円、現金同等物は980.73億円となった。営業CFは581.17億円の黒字で、自己資本比率56.0%と財務基盤は厚い。

業界動向との関連

電子部品業界は自動車の電動化、AIサーバー、通信インフラ投資が追い風となる一方、スマホや民生はまだら模様である。製品別の強弱差が大きく、品目構成が収益性を左右する。

株価への示唆

自動車と情報インフラ向けの需要拡大が継続し、設備増強が円滑に立ち上がる場合は、次期300億円の営業利益計画に対する評価が高まる可能性があります。一方で、資源価格や部材費の上昇が強まる場合は利益率が圧迫される可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は主力製品の需要回復で営業利益が急回復した。最終利益は大きく伸びたが、特別損失も発生しており、利益の質は分けて見る必要がある。

来期見通し

2027年3月期は売上高3,840.00億円、営業利益300.00億円、経常利益270.00億円、純利益180.00億円を見込む。為替前提は1ドル150円で、会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。回復基調は明確だが、景気循環とコスト変動の影響が大きく、次期計画の達成には需要の持続が前提となるためである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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