決算サマリー

項目当期実績前期比次期予想見方
売上高1,697.24億円3.4%減1,850.00億円反転増収
営業利益64.56億円24.1%増87.00億円増益継続
経常利益83.26億円10.9%増90.00億円堅調
純利益63.10億円7.4%増67.00億円緩やか増益

定量評価

指標実績見方
コンデンサ事業売上高1,027.48億円3.6%増
NECST事業売上高669.76億円12.5%減
自己資本比率61.2%良好

ポジティブ要因

コンデンサ事業はAIサーバー電源用や車載向けの需要拡大で回復し、セグメント営業利益は45.98億円へ大きく改善した。xEV向けフィルムコンデンサも下半期に回復へ転じた。

リスク要因

NECST事業は新製品投入の遅れやEV普及の鈍さで減収減益となった。当該業界は景気循環の影響を強く受けるため、業績は一定ではありません。AI需要は中長期テーマであり、短期業績とは必ずしも一致しません。

財務安全性

総資産は1,955.70億円、純資産は1,235.17億円、現金同等物は244.41億円となった。営業CFは81.63億円の黒字で、自己資本比率61.2%と財務は安定している。

業界動向との関連

電子部品と蓄電関連はAIサーバー、データセンター、車載電動化が追い風となる一方、住宅蓄電やEVインフラは政策や需要立ち上がりの影響を受けやすい。事業間の温度差が大きい。

株価への示唆

コンデンサ事業の回復が続き、NECST事業でも新製品効果が顕在化する場合は、次期増益計画に対する期待が高まる可能性があります。一方で、蓄電や急速充電器の立ち上がりが遅れる場合は、全体評価が抑えられる可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

売上は減ったが、主力コンデンサの収益力改善が利益を押し上げた。NECSTの弱さを主力の回復が補った一年だった。

来期見通し

2027年3月期は売上高1,850.00億円、営業利益87.00億円、経常利益90.00億円、純利益67.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。主力事業は改善しているが、NECST事業の立て直しを確認するまでは全社成長の持続性を慎重に見る必要があるためである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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