決算サマリー

項目当期実績前期比次期予想見方
経常収益1,992.62億円23.8%増-収益拡大
経常利益604.78億円45.1%増586.00億円反動減計画
純利益423.57億円35.0%増400.00億円反動減計画
貸出金残高5兆2,775億円2,973億円増-拡大継続

定量評価

指標実績見方
預金残高6兆1,854億円778億円増
有価証券残高8,780億円433億円増
自己資本比率5.7%改善

ポジティブ要因

きらぼし銀行では貸出金利息が前年同期比126億円増えたほか、有価証券利息配当金も30億円増えた。経費増はあったが、ヘッジコスト低下による非金利収支改善も利益を押し上げた。

リスク要因

有価証券売却益の増加など市場要因の寄与も大きく、今期の高い増益率がそのまま持続するとは限らない。金利環境や信用コストの変化、地域経済の動向は今後の利益変動要因になる。

財務安全性

総資産は7兆3,173億円、純資産は4,234億円、現金同等物は8,235億円となった。貸出金と預金はともに増加したが、営業CFは貸出金純増などで1,378億円の支出となった。

業界動向との関連

地域銀行業界は金利正常化で貸出金利息の改善余地がある一方、預金調達コストや信用コストも上がりやすい。貸出拡大だけでなく、非金利収益の質が評価軸になる。

株価への示唆

貸出金利息の増加が続き、非金利収益も安定的に積み上がる場合は、次期反動減計画が保守的と受け止められる可能性があります。一方で、市場関連収益の剥落や信用費用増加が起きる場合は下振れもありえます。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。

今期の総括

2026年3月期は貸出拡大と市場関連収益の改善がそろい、利益が大きく伸びた。銀行本業の改善は見えるが、市場要因も切り分けて見る必要がある。

来期見通し

2027年3月期は経常利益586.00億円、純利益400.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。

総合判断

総合判断は中立である。金利環境の追い風はあるが、今期は株式売却益の寄与も大きく、利益水準の持続性を確認したい段階だからである。

出典

本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。

  • 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示
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