決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 238.98億円 | 7.8%減 | 265.00億円 | 回復計画 |
| 営業利益 | 12.68億円 | 64.1%減 | 19.00億円 | 反発見込み |
| 経常利益 | 15.08億円 | 56.7%減 | 19.00億円 | 回復基調 |
| 純利益 | 11.77億円 | 47.8%減 | 13.00億円 | 増益予想 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 76.32円 | 次期予想84.03円に対して低下 |
| 自己資本比率 | 50.6% | 財務は安定 |
| 総資産 | 217.15億円 | 規模は維持 |
| 現金及び現金同等物 | 43.83億円 | 流動性は改善 |
ポジティブ要因
営業CFは36.03億円の黒字で、現金同等物は前期の20.73億円から43.83億円へ増加した。自己資本比率も50%台を維持し、財務面は堅い。配当は24円へ増配され、次期は26円予想と還元姿勢も継続している。
リスク要因
輸送機器事業は主要市場の案件タイミングに左右されやすく、年度ごとの振れが大きい。原材料価格や人件費の上昇、為替変動も収益を圧迫する可能性がある。特需反動の局面で利益の底打ち確認が必要である。
財務安全性
総資産は217.15億円、純資産は109.77億円、自己資本比率は50.6%となった。財務の健全性は維持されており、事業再加速に向けた余力はある。
業界動向との関連
バス・鉄道業界は輸送量の回復が進む一方、人手不足とコスト上昇への対応が課題となっている。運賃収受や車載機器の更新需要は中長期で見込めるが、短期は案件の発注時期で業績がぶれやすい。
株価への示唆
次期予想EPS84.03円を基準に、PER10倍、12倍、14倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 10倍 | 84.03円 | 840円 |
| 中立 | 12倍 | 84.03円 | 1,008円 |
| 強気 | 14倍 | 84.03円 | 1,176円 |
今期の減益を織り込みつつ、来期計画の達成度が評価の分岐点になる。
今期の総括
2026年3月期は減収減益となったが、キャッシュ創出力と財務の安定性は維持された。反動減局面を越えて、成長軌道へ戻せるかが次の焦点である。
来期見通し
2027年3月期は売上高265.00億円、営業利益19.00億円、経常利益19.00億円、純利益13.00億円、EPS84.03円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。財務は安定しているが、業績回復の実現性を四半期ごとに確認したい局面だからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示