決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 731.93億円 | 0.0%減 | 798.40億円 | 増収計画 |
| 営業利益 | 5.32億円 | 62.9%減 | 13.66億円 | 回復見込み |
| 経常利益 | 5.92億円 | 59.6%減 | 13.87億円 | 回復見込み |
| 純利益 | -3.94億円 | 赤字転落 | 9.36億円 | 黒字転換計画 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| 回転寿司事業売上高 | 592.45億円 | 0.5%減 |
| デリカ事業売上高 | 139.48億円 | 2.2%増 |
| 自己資本比率 | 35.2% | 低位だが維持 |
ポジティブ要因
平日90円メニューや食べ放題、学生向け割引、デリバリー店頭同価格施策などで集客強化を進めた。改装22店舗や自動案内・セルフレジの導入も、顧客利便性と省力化の両面で前進している。
リスク要因
原材料・エネルギー価格の高止まりと人件費上昇で売上総利益率は前年から1.2ポイント低下した。さらに固定資産の回収可能性を見直し、国内85店舗、海外2店舗、国内1工場で減損処理を実施している。
財務安全性
総資産は289.87億円、純資産は102.44億円、現金同等物は60.34億円となった。営業CFは25.27億円の黒字を確保した一方、自己資本比率は35.2%で財務余力は十分とは言い切れない。
業界動向との関連
外食業界はインバウンド需要の恩恵がある一方、原材料高、人手不足、節約志向の強まりが続いている。回転寿司は価格訴求だけでなく、商品改廃や体験価値の向上が差別化要因になりやすい。
株価への示唆
既存店強化と新規出店、DX投資の効果で次期の利益回復が進む場合、今期の赤字は一時的と受け止められる可能性があります。一方で、コスト上昇が続き回復が遅れる場合は、減損後も採算改善余地が限定的と見られる可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
売上は横ばいを維持したが、利益は大きく崩れた。施策は多いものの、2026年3月期は店舗資産の見直しを迫られた一年だった。
来期見通し
2027年3月期は売上高798.40億円、営業利益13.66億円、経常利益13.87億円、純利益9.36億円を見込む。回復前提の計画であり、会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。赤字転落の内容は重いが、営業CFは黒字で、次期の回復余地も残るためである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示