決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 会社計画 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 752.46億円 | 687.20億円 | 9.5%増 | 800.00億円 | 次期も増収計画 |
| 営業利益 | 35.87億円 | 33.11億円 | 8.4%増 | 37.00億円 | 増益継続計画 |
| 経常利益 | 38.89億円 | 35.68億円 | 9.0%増 | 39.00億円 | 高水準を維持 |
| 純利益 | 26.92億円 | 24.97億円 | 7.8%増 | 27.30億円 | 安定成長 |
| EPS | 133.35円 | 123.97円 | 7.6%増 | 連続増配志向 | 利益成長を反映 |
主力事業の安定性と新規領域の伸びが両立した決算である。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 7.6%増 | 前期比 | 利益は安定成長 |
| 自己資本比率 | 61.0% | 前期61.0% | 財務は高水準維持 |
| 営業利益率 | 4.8% | 前期4.8% | 収益性は維持 |
大きな利益率改善はないが、拡大と安定の両立ができている。
ポジティブ要因
国内外の補修部品が堅調
自動車アフターマーケット補修部品は国内外で需要が底堅く、国内営業本部は4.6%増収、海外営業本部は10.4%増収となった。
CUSPA事業が急成長
CUSPA営業本部の売上高は72.02億円で54.4%増となった。前期の大型買収案件と新規ビジネスが寄与している。
キャッシュ創出力が改善
営業CFは25.56億円で前期から大きく増え、現金及び現金同等物も94.78億円まで増加した。
リスク要因
工機事業はなお弱い
工機営業本部は北米・欧州向けフォークリフト部品が回復せず、0.7%減収となった。景気敏感領域の弱さは残る。
コスト上昇圧力
人的資本投資の拡充や物流費高止まりで販管費は13.5%増加した。今後の利益率改善余地は限定される可能性がある。
中東・通商政策の不透明感
補修部品需要は底堅い一方、地政学リスクや通商政策の変化は輸出採算や物流に影響しうる。
財務安全性
総資産は477.97億円、純資産は293.32億円で、自己資本比率は61.0%と高い。営業CFは拡大し、借入の長短入替を進めつつも現金残高を厚くしている。財務の安定感は高い。
業界動向との関連
自動車アフターマーケットは保有車両台数と車齢長期化に支えられ、景気変動への耐性が相対的に強い。SPKはこの安定需要にCUSPAの成長を重ねられている点が特徴である。
株価への示唆
安定した補修部品需要と増収増益、増配姿勢は評価されやすい。CUSPAの成長が継続し、工機事業も回復する場合は上振れ余地がある一方、コスト上昇や中東情勢の悪化が長引く場合は利益率に上値の重さが残る可能性がある。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期は、主力の安定需要と新規成長領域の拡大で、増収増益を実現した。事業ポートフォリオの強さが確認できる決算だった。
来期見通し
2027年3月期は売上高800.00億円、営業利益37.00億円、経常利益39.00億円、純利益27.30億円を計画する。中期計画の2nd Cycle最終年として、着実な増収増益を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は強気である。利益率を維持したまま売上を拡大し、財務も強いからである。次は工機事業の回復とCUSPAの利益寄与拡大が注目点になる。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示