決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,585.35億円 | 5.2%増 | 1,760.00億円 | 拡大継続 |
| 営業利益 | 110.54億円 | 9.3%増 | 112.00億円 | 高水準 |
| 経常利益 | 123.03億円 | 18.7%増 | 115.00億円 | やや減少 |
| 純利益 | 77.07億円 | 18.0%増 | 65.00億円 | 特益反動 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| 情報電子売上高 | 568.00億円 | 5.3%増 |
| 産業インフラ営業利益 | 50.26億円 | 22.9%増 |
| 自己資本比率 | 60.5% | 前期比1.0pt改善 |
ポジティブ要因
情報電子はAI分野向け半導体関連材料が伸び、営業利益47.70億円で13.4%増となった。産業インフラも建築資材と車載フィルム用途の粘着製品が寄与し、営業利益50.26億円で22.9%増となった。
リスク要因
ウェルネス事業は売上高278.49億円で増収ながら、営業損失2.01億円となった。減損損失14.14億円や投資有価証券売却益6.90億円もあり、本業の収益力とは異なる要因が含まれています。原材料とエネルギーコストの上昇も続く。
財務安全性
総資産は1,567.91億円、純資産は1,043.39億円となった。営業CFは117.81億円の黒字で、投資負担をこなしつつ財務は安定している。
業界動向との関連
包装材や機能性フィルムは、医療・半導体・建材の需要に支えられる一方、石油由来原材料の価格変動影響を受けやすい。
株価への示唆
情報電子や産業インフラの伸びが続き、価格転嫁が進む場合は堅調評価が続く可能性があります。一方、ウェルネス事業の先行投資負担が長引き、原材料高の吸収が遅れる場合は、利益成長が鈍る可能性があります。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
今期の総括
2026年3月期は増収増益を達成したが、セグメント間の強弱がはっきり出た年度だった。
来期見通し
2027年3月期は売上高1,760.00億円、営業利益112.00億円、経常利益115.00億円、純利益65.00億円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。成長事業は見えるが、先行投資と一時要因の切り分けが必要だからである。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月8日開示