決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前年同期 | 増減率 | 会社計画 | 進捗率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 4,366.50億円 | 4,032.59億円 | +8.3% | 4,380.00億円 | - |
| 営業利益 | 54.22億円 | 36.88億円 | +47.0% | 60.00億円 | - |
| 純利益 | 32.80億円 | 34.07億円 | -3.7% | 35.00億円 | - |
| EPS | 126.81円 | 131.13円 | -3.3% | 135.24円 | - |
売上と営業利益は伸びたが、最終利益は横ばい圏にとどまった。
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | -3.3% | 前年同期比 | 最終利益はやや弱い |
| ROIC | 開示なし | - | 短信では開示なし |
| PER推移 | 想定9-13倍 | 補足市場データ未取得のためシナリオ前提 | 家電量販店として標準レンジ |
営業利益率は1.2%まで改善したが、利益率水準自体はまだ高くない。
ポジティブ要因
家電需要が回復した
猛暑によるエアコン需要に加え、携帯電話やパソコンの買い替えが売上増に寄与した。
ネット販売が伸びた
インターネット販売は790.04億円で前期比14.2%増となり、構成比も18.1%へ上昇した。
スポンサー施策も追い風だった
阪神タイガース優勝セールが売上拡大に大きく貢献した。
リスク要因
最終利益は減益である
営業利益は伸びた一方で、親会社株主帰属利益は前期比3.7%減と伸び切っていない。
家電量販の競争は厳しい
消費者心理の弱さや同業競争の激化で、値引き圧力が続きやすい。
現金残高は減少した
営業CFは黒字でも投資と財務支出が重く、現金同等物は45.29億円へ減少した。
財務安全性
自己資本比率は46.0%で前期より改善し、有利子負債も減少している。営業CFは130.85億円の黒字で、財務運営は安定しているが、利益率の薄い業態である点には注意が必要である。
業界動向との関連
家電量販業界は季節要因と買い替え需要の影響を受けやすい。足元ではエアコン、PC、スマホが回復を支えたが、物価高による選別消費も同時に進んでいる。
株価への示唆
前提は2027年3月期会社予想EPS135.24円である。補足市場データが未取得のため、ここでは家電量販店の想定PERを9倍から13倍で置く。株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 9倍 | 135.24円 | 1,217円 |
| 中立 | 11倍 | 135.24円 | 1,488円 |
| 強気 | 13倍 | 135.24円 | 1,758円 |
ネット販売拡大と既存店効率改善が続く場合は強気シナリオに近づく可能性がある。一方で競争激化で粗利率が悪化する場合は弱気シナリオを意識しやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
今期の総括
2026年3月期は、季節要因と買い替え需要を取り込み、売上と営業利益を改善させた一年だった。
来期見通し
会社は2027年3月期に売上高4,380.00億円、営業利益60.00億円、経常利益55.00億円、純利益35.00億円、EPS135.24円を計画する。小幅増益計画であり、既存店効率と販管費管理が前提となる。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。営業改善は確認できるが、利益率はなお薄く、最終利益の伸びも限定的だからである。次はEC拡大がどこまで採算改善につながるかが焦点となる。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信・開示資料を基に作成しています。
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)、2026年5月8日開示
- 株価への示唆は会社予想EPSとシナリオPER仮定に基づく試算です。