決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 経常収益 | 2,774.68億円 | 32.0%増 | - | 高成長 |
| 経常利益 | 807.57億円 | 56.4%増 | 890.00億円 | 増益継続 |
| 純利益 | 588.99億円 | 50.7%増 | 620.00億円 | 増益計画 |
| EPS | 484.82円 | 55.6%増 | 522.78円 | 利益拡大 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| 自己資本比率 | 4.3% | 銀行業の会計特性を踏まえ評価 |
| 総資産 | 16兆9,637.85億円 | 地銀グループとして大規模 |
| 純資産 | 7,325.25億円 | 資本は着実に増加 |
| 現金及び現金同等物 | 3兆5,377.27億円 | 流動性は厚い |
ポジティブ要因
経常利益、純利益ともに大幅増益となり、配当は年間110円へ増額された。営業CFもプラスに転じ、資金流動性は高い。次期は年間150円配当予想で、株主還元の拡充が見込まれる。
リスク要因
銀行業は金利動向、有価証券評価、信用コストの変動を受けやすい。足元の増益は追い風環境の寄与が大きく、将来の金利・景気の変化で利益水準がぶれる可能性がある。
財務安全性
総資産は16兆9,637.85億円、純資産は7,325.25億円となった。会計上の自己資本比率は4.3%だが、銀行業の特性上は一定の範囲内であり、資本の厚みは拡大している。
業界動向との関連
地銀業界は金利正常化局面で貸出利ざや改善の恩恵を受けやすい。一方で、地域経済の成長率、競争環境、信用コストの管理が中長期の収益安定化に直結する。
株価への示唆
次期予想EPS522.78円を基準に、PER7倍、8倍、9倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 7倍 | 522.78円 | 3,659円 |
| 中立 | 8倍 | 522.78円 | 4,182円 |
| 強気 | 9倍 | 522.78円 | 4,705円 |
増配と増益継続が確認されれば、ディフェンシブかつ還元重視の評価を受けやすい。
今期の総括
2026年3月期は、金利環境の変化を取り込み、大幅増益と増配を実現した。地域金融機関としての収益力が改善した年である。
来期見通し
2027年3月期は経常利益890.00億円、純利益620.00億円、EPS522.78円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。業績と還元は強いが、金利と信用コストの変動要因を引き続き見ておきたい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示