決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,519.11億円 | 8.1%増 | 2,900.00億円 | 増収継続 |
| 営業利益 | 362.72億円 | 11.2%増 | 400.00億円 | 利益成長 |
| 経常利益 | 382.44億円 | 14.5%増 | 390.00億円 | 高水準維持 |
| 純利益 | 253.11億円 | 4.3%増 | 260.00億円 | 緩やか増益 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 526.61円 | 実績は高水準 |
| 自己資本比率 | 53.5% | 財務は安定 |
| 総資産 | 3,527.46億円 | 事業規模は大きい |
| 現金及び現金同等物 | 749.04億円 | 手元流動性は厚い |
ポジティブ要因
売上高、営業利益、経常利益がそろって伸び、配当も140円へ増額された。賃貸管理や不動産仲介、ホテルなど複数の収益源がバランスよく機能している。営業CFは172.21億円の黒字で、資金面の安定感も高い。
リスク要因
不動産市況や金利上昇が続くと、売買仲介や開発案件の採算に影響が出やすい。ホテル事業はインバウンドの波を受けやすく、地域ごとの需要変動にも注意が必要である。
財務安全性
総資産は3,527.46億円、純資産は1,925.71億円、自己資本比率は53.5%となった。財務は安定的で、増配を継続しながら成長投資を進めやすい。
業界動向との関連
不動産・賃貸管理業界は、金利、人口動態、企業の転勤需要、観光需要の影響を受ける。スターツは複数事業で分散しており、景気変動の影響を和らげやすいのが強みである。
株価への示唆
会社予想EPS549.17円を基準に、PER10倍、12倍、14倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 10倍 | 549.17円 | 5,492円 |
| 中立 | 12倍 | 549.17円 | 6,590円 |
| 強気 | 14倍 | 549.17円 | 7,688円 |
増配と増収増益が続くなら中立以上の評価は十分ありうる。
今期の総括
2026年3月期は、主力の賃貸・管理に加え、ホテルや高齢者支援を含む事業分散が奏功した。安定成長を示す決算である。
来期見通し
2027年3月期は売上高2,900.00億円、営業利益400.00億円、経常利益390.00億円、純利益260.00億円、EPS549.17円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。安定感は高いが、金利や不動産市況の影響も受けるため、過度な強気には傾けにくい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示