決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期実績 | 増減率 | 来期計画 | 見方 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 183.34億円 | 176.20億円 | 4.0%増 | 257.00億円 | 増収継続を計画 |
| 営業利益 | 45.80億円 | 43.81億円 | 4.5%増 | 54.30億円 | 安定成長を計画 |
| 経常利益 | 45.51億円 | 44.19億円 | 3.0%増 | 54.30億円 | ほぼ横ばいの伸び |
| 純利益 | 30.52億円 | 29.59億円 | 3.1%増 | 36.40億円 | 堅調推移を見込む |
| EPS | 72.47円 | 70.27円 | 3.1%増 | 86.42円 | 通期EPSを使用 |
定量評価
| 指標 | 直近実績 | 比較対象 | 見方 |
|---|---|---|---|
| EPS成長率 | 3.1%増 | 前年同期比 | 増収増益を反映 |
| ROIC | 開示なし | 決算短信に記載なし | ROEと利益率で補完 |
| PER想定 | 16.0倍 | 会社予想EPS86.42円 | 参考試算の前提値 |
ポジティブ要因
原薬販売が堅調
近年上市した品目の浸透やジェネリック医薬品の数量シェア拡大で、原薬販売が伸びた。
財務安全性が非常に高い
自己資本比率は80.2%で、純資産も304.94億円に増えている。
リスク要因
薬価改定と為替
薬価改定や為替変動は原薬の仕入価格に影響し、収益をぶらしやすい。
物流・供給リスク
国際情勢の緊迫化で物流遅延が起こると、必要時に原薬を供給できないリスクがある。
財務安全性
総資産は380.39億円、純資産は304.94億円、自己資本比率は80.2%である。営業CFは最終的な確認が必要だが、資本面は極めて厚い。
業界動向との関連
医薬品卸・原薬関連では、薬価制度、ジェネリック普及、為替、物流の安定性が重要である。品質確保と安定供給が競争力になる。
株価への示唆
株価は業績だけでなく市場期待や需給によって変動します。市場株価データは使わず、会社予想EPS86.42円にシナリオPERを掛けた条件付き試算とする。安定供給とジェネリック浸透が続く場合は上位シナリオに近づく可能性がある。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 14.0倍 | 86.42円 | 1209円 |
| 中立 | 16.0倍 | 86.42円 | 1383円 |
| 強気 | 18.0倍 | 86.42円 | 1556円 |
今期の総括
2026年6月期第3四半期は増収増益で、自己資本比率も高水準を維持した。薬価改定と為替の影響を受けつつ、安定供給力が問われる。
来期見通し
通期は増収増益を計画する。原薬販売の浸透と供給体制の強化が続く場合は計画に近づきやすい。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。増収増益と高い財務安全性は評価できるが、制度改定と供給リスクは残る。次回は原薬販売の伸びと薬価改定の影響を確認したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年6月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」、コーア商事ホールディングス、2026年5月11日開示