決算サマリー
| 項目 | 当期実績 | 前期比 | 次期予想 | 見方 |
|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 797.40億円 | 1.4%増 | 830.00億円 | 増収継続 |
| 営業利益 | 40.97億円 | 12.2%減 | 50.00億円 | 反発計画 |
| 経常利益 | 48.58億円 | 13.0%減 | 57.00億円 | 持ち直し期待 |
| 純利益 | 63.33億円 | 29.0%増 | 65.00億円 | 特益寄与 |
定量評価
| 指標 | 実績 | 見方 |
|---|---|---|
| EPS | 111.65円 | 実績は堅実 |
| 自己資本比率 | 57.3% | 財務は安定 |
| 総資産 | 1,193.01億円 | 事業規模は中堅 |
| 現金及び現金同等物 | 79.00億円 | 流動性は確保 |
ポジティブ要因
営業収益は増加し、自己資本比率も57.3%へ改善した。倉庫・物流事業の底力は維持されており、配当も増額方向で安定感がある。持分法投資損益も小幅ながらプラスである。
リスク要因
営業利益と経常利益は減少しており、本業の収益力にはやや弱さがある。物流・倉庫は人件費、燃料費、荷動きの変化を受けやすく、利益率の維持が課題になりやすい。
財務安全性
総資産は1,193.01億円、純資産は684.41億円、自己資本比率は57.3%となった。財務基盤は安定しており、景気変動への耐性は比較的高い。
業界動向との関連
物流・倉庫業界は、国内消費、輸出入、EC需要、港湾荷動きの影響を受ける。澁澤倉庫は倉庫と物流サービスを組み合わせた安定型で、景気の急変に対して比較的粘り強い。
株価への示唆
会社予想EPS116.30円を基準に、PER9倍、11倍、13倍を置くと以下の水準になる。
| シナリオ | 想定PER | 予想EPS | 理論株価 |
|---|---|---|---|
| 弱気 | 9倍 | 116.30円 | 1,047円 |
| 中立 | 11倍 | 116.30円 | 1,279円 |
| 強気 | 13倍 | 116.30円 | 1,512円 |
本業の利益回復が確認されれば中立以上の評価につながりやすい。
今期の総括
2026年3月期は増収ながら営業利益は減少した。ただし、特別利益の寄与で最終利益は大きく伸びており、財務は崩れていない。
来期見通し
2027年3月期は営業収益830.00億円、営業利益50.00億円、経常利益57.00億円、純利益65.00億円、EPS116.30円を見込む。会社予想は外部環境により変動する可能性があります。
総合判断
総合判断は中立である。本業はやや弱いが、財務は安定しており、利益回復余地を見ながら評価したい。
出典
本記事は、対象企業が開示した決算短信を基に作成しています。
- 「2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)」、2026年5月11日開示